ラグビー日本代表・姫野和樹が語る海外経験「新たな自分の価値観が生まれた」　留学イベントに登壇

2023年03月30日 19:32

ラグビー

　ラグビー日本代表No・8の姫野和樹（28＝トヨタ）が30日、東京都内の文部科学省で行われた「トビタテ！留学JAPAN（通称トビタテ）」トークイベントに登壇した。

　トビタテは文科省が留学を促進させるキャンペーン。この日は、高校生向け留学プロジェクト「＃せかい部」の取り組みとして、「運動部の中高生、あつまれ！スポーツで世界に越境チャレンジしよう！」と題し、中学～大学生、保護者や教育関係者に向けた企画が行われた。

　21年1月から1シーズン、スーパーラグビー（SR）のハイランダーズ（ニュージーランド）でプレーした姫野は、当時の現地生活や海外での経験についてトークを展開。海外挑戦のきっかけを「居心地のいい環境から離れたかった。違う環境でプライベートでも（自分に）プレッシャーをかけたかった」と明かし、厳しい環境に身を置いたことで「考え方の幅が広がり、メンタルが強くなった。文化の違いに触れることで新たな自分の価値観が生まれた」と振り返った。

　学生からの「どのように英語を勉強して会話しましたか？」との質問にも回答。姫野は「勉強して基礎知識を入れて（ニュージーランドに）行ったけど、（最初は）まったく（会話）できなかった。現地とは英語の感覚が違った」と苦労したというが「ルームシェアで4人で過ごしていて、積極的にしゃべりにいった。勉強してノートにも書いた。積極的にやっていくことがいい」とアドバイスした。

　リーグワンのシーズンも終盤に突入しており、今秋にはW杯フランス大会が控える。「サッカーW杯、（野球の）WBCでも（日本代表の）躍進が続いている。（ラグビーも）期待してほしい」と語った。