しこ名「大の里」は師匠の改名時の候補 中村泰輝が入門会見 二所ノ関部屋を選んだ決め手は…

2023年04月07日 04:50

相撲

しこ名「大の里」は師匠の改名時の候補 中村泰輝が入門会見 二所ノ関部屋を選んだ決め手は…
しこ名「大の里」と書かれた色紙を手にする中村泰輝(右)と師匠の二所ノ関親方(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 日体大を3月に卒業した昨年のアマチュア横綱の中村泰輝(22)が6日、母校の新潟・海洋高で二所ノ関部屋入門会見を行った。
 しこ名は「大の里(おおのさと)」に決定。会見に同席した師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)が「横綱や大関になる逸材につけたいと思って温めていた」と明かした。大正後期から昭和初期にかけて活躍した大関のしこ名であり、師匠が現役時、「稀勢の里」に改名する時の候補にもなっていたもの。1メートル93、175キロの中村を見た師匠の「自分より大きい。“大”という字にぴったり」とイメージにも合った。

 数多くの部屋から誘いを受けた逸材の部屋選びの決め手は、都心から遠く設備が充実した茨城県阿見町の部屋の環境。「何の誘惑もなく相撲に集中できる。いろんな親方と会って稽古して“ここだ!”とセンサーが光った」。新潟への相撲留学や日体大への進学も常に自分で決めてきたという“直感”をここでも信じた。

 夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)で幕下10枚目格付け出しデビュー予定。「しっかり稽古を積んで、一日でも早く関取になって恩返ししたい」。大きな期待を込められたしこ名のように、注目の大器が大きく羽ばたいていく。

 ◇中村 泰輝(なかむら・だいき)2000年(平12)6月7日生まれ、石川県津幡町出身の22歳。小1から津幡町少年相撲教室で相撲を始め、新潟・能生中、海洋高を経て日体大に進学。1年時に学生横綱、3年時と4年時にアマチュア横綱を獲得。大学4年間で、幕下付け出し資格が得られる主要タイトル5つを含む計13冠。1メートル93、175キロ。

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