幕下・向中野が高砂部屋の石崎らと29番 同郷・三重県伊勢市出身の朝玉勢と“初顔合わせ”も

2023年04月25日 17:33

相撲

幕下・向中野が高砂部屋の石崎らと29番 同郷・三重県伊勢市出身の朝玉勢と“初顔合わせ”も
出稽古に訪れた朝玉勢(左)と申し合い稽古を行う向中野(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲の幕下・向中野(20)が25日、東京都墨田区の宮城野部屋で稽古を行い、出稽古に訪れた高砂部屋の石崎(24)、長内(24)、朝玉勢(29)、深井(25)、朝乃若(27)の幕下力士5人を相手に計29番の激しい申し合いを繰り広げた。
 今月中旬にも出稽古に訪れていた石崎とはこの日8番取って全敗だったが、互いに鋭い立ち合いから激しく押し合うなど熱戦を展開。十両経験者の朝玉勢とは7番取り、強烈なハズ押しで圧倒するなど持ち味を発揮した。

 朝玉勢は三重県伊勢市出身の同郷で、志友館相撲道場の先輩にあたる。9歳離れているため、向中野は「力の差がありすぎて相撲取らせてもらえなかった」と当時を振り返った。本場所で対戦したことはなく、この日が“初顔合わせ”。最後はぶつかり稽古でも大先輩の胸を借りた。

 21年夏場所で初土俵を踏んでから2年。初めての幕下1桁台となった春場所でも4勝3敗と勝ち越し、いよいよ新十両が視界に入ってきた。鳥取城北高の後輩・落合(19)が先に関取昇進を果たしたことで刺激を受け、十両の地位をより身近に感じるようになった。自己最高位を更新して臨む夏場所(5月14日初日、東京・両国国技館)へ、新十両を目指して日々猛稽古を重ねていく。

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