東・第1シードのバックスが窮地 第8シードのヒートに1勝3敗 ヒートのバトラーは圧巻の56得点

2023年04月25日 11:31

バスケット

東・第1シードのバックスが窮地 第8シードのヒートに1勝3敗 ヒートのバトラーは圧巻の56得点
バックスとの第4戦で56得点をマークしたヒートのバトラー(AP) Photo By AP
 リーグ最高成績(58勝24敗)で東の第1シードとなったバックスは24日、敵地マイアミ(フロリダ州)で第8シードのヒートとの1回戦第4戦に臨んだが、114ー119(前半57―50)で敗れて1勝3敗。第1シードにもかかわらず1回戦敗退という大ピンチと向かい合う結果となった。
 バックスでは第1戦で腰を強打して第2戦と第3戦を欠場したヤニス・アデトクンボ(28)が3試合ぶりに復帰して26得点、10リバウンド、13アシストでプレーオフ通算3回目のトリプルダブルを達成。ブルック・ロペス(35)も36得点と11リバウンドをマークし、第3Q残り1分25秒には最大15点のリードを奪っていた。

 しかし第4Qに入って形勢逆転。中盤から後半にかけての2分39秒間で連続13失点を喫して初めてこの試合でリードを許し、その後の接戦を制することはできなかった。

 ヒートではジミー・バトラー(33)が41分出場してプレーオフでのチーム新記録となる56得点をマーク。フィールドゴール(FG)を28本中19本(うち3点シュートは8本中3本)、フリースロー(FT)を18本中15本を決めて大詰めの第4Qで21得点を稼いでチームを引っ張った。タイラー・ヒーロ(23)とビクター・オラディーポ(30)の両ガードが故障で今季の出場は絶望。しかしチーム総得点のほぼ半分を1人で稼いだバトラーの活躍で2年連続の1回戦突破に王手をかけた。

 NBAのプレーオフで第8シードが1回戦で第1シードを倒したのは過去5回あるが、1回戦が5試合制から7試合制となった2003年以降では2007年のウォリアーズ(対マーベリクス)、11年のグリズリーズ(対スパーズ)、12年の76ers(対ブルズ)の3チームが達成。ヒートがあと1勝すると史上4チーム目となる。

 ただしヒートは今季44勝39敗でディビジョン(サウスウエスト)では優勝しているものの、東地区全体では7位。プレーイン・トーナメントの初戦で8位ホークスに敗れて“セカンドチャンス”で勝ち上がったチームで、地区全体7位チームが1回戦で1位チームを倒すと史上初めての出来事になる。

 なおこのシリーズの第5戦は26日にバックスの地元ミルウォーキー(ウィスコンシン州)で行われる。

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