石川遼の弟・航がチャリティーイベント参加　“兄離れ”で着実な成長目指す

2023年04月25日 16:44

ゴルフ

石川遼の弟・航がチャリティーイベント参加　“兄離れ”で着実な成長目指す — ゴルフの第1回DMHC支援プロ・アマチャリティーに参加したプロゴルファーの石川航（左）と木村太一 Photo By スポニチ

　ゴルフの「第1回DMHC支援プロ・アマチャリティー～西山スマイルカップ～」が25日、埼玉県日高市の日高CCで行われ、石川遼（31）の弟・航（23）、木村太一（24）ら男女のプロゴルファー10人が参加した。

　DMHCは「ドナルド・マクドナルド・ハウス」の略。ファストフードのマクドナルドが自宅から遠く離れた場所で病気と闘う子どもとその家族を支援するプロジェクト。

　DMHC関連イベントへの参加は2度目という石川航は笑顔でゲストとのラウンドを盛り上げ「自分も含め若手には自分のことで精いっぱいという人も多いと思いますが、このチャリティーに参加させていただいて自分でも力になれるという、プロゴルファーとしての存在意義を感じることができました」とチャリティー活動の重要性を再認識した様子。昨年のANAオープン6位などの成績がある木村も「ゴルフ自体が皆さんに支えられて成り立っているスポーツ。DMHCには初めての参加でしたが、ゴルフを生かしてチャリティーに貢献する機会をいただけてうれしい」と笑顔で貴重な一日を振り返った。

　ツアー予選会（QT）256位の石川航は下部を含むツアーへの出場権がなく今季は主催者推薦選考会や主催者推薦などでツアー競技への出場を目指すことになる。現在、出場が決まっているのは下部ツアー「太平洋クラブチャレンジ」（5月24～26日、埼玉・太平洋クラブ江南C）とレギュラツアー「ゴルフパートナー・プロアマトーナメント」（5月18～21日、茨城・取手国際GC）の2試合。このオフは最終まで進めなかった昨年のQTの反省を踏まえ、スコアをつくるためのショートゲームを強化。昨冬より体重を10キロ増やすなど肉体強化にも取り組んできたという。

　「去年の夏ごろからいっしょに回ってもアドバイスは一切、もらっていません。兄をめっちゃ尊敬して、めっちゃ信頼しているので、兄の話は全部、うのみにしてしまうのがあって。今は自分で見つけた方が意味があるなと思ってます」

　“兄離れ”を始めてからほぼ1年。体つきも明らかに変わった。トッププロへの道のりは遠いが、一歩ずつ前進を続けている。
　