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【カーリング】銀の松村千秋「支え合って挑めた」谷田康真「筋トレがもうちょっと必要だな」

2023年04月29日 16:15

カーリング

【カーリング】銀の松村千秋「支え合って挑めた」谷田康真「筋トレがもうちょっと必要だな」
銀メダルを獲得した谷田、松村、小笠原コーチ(左から)(C)WCF/STEPHEN FISHER Photo By 提供写真
 【カーリング混合ダブルス世界選手権最終日 ( 2023年4月29日    韓国・江陵 )】 松村千秋(30=中部電力)谷田康真(28)で組んだ日本代表は、決勝で米国に2―8で敗れて銀メダルとなった。世界一には届かなかったものの、この種目では初めてのメダル獲得。世界大会で4人制を含めた日本勢の最高成績に並んだ。
 試合後、2人は銀メダルを手にインタビューで胸を張った。

 ――メダル手にして
 谷田「今の試合は残念な結果になったけど、相手がしっかり決まっていた。完敗だった。アメリカが非常に良かった。ただ、僕たちも1週間、非常にいいパフォーマンスができて、ここまで来られたのはうれしく思っている」

 松村「最後の最後の試合でベストパフォーマンスすることできなかったけど、決勝の舞台で試合することできてうれしかったし、悔しい気持ちが次につながる」

 ――ここまでの道のりは
 松村「今季始まってから大きな違いでいえば、ツアーに何大会か出て、大会ごとに課題を見つけて、そのたびに良くなっていくのを感じていた。ベストんばパフォーマンスを最後、世界選手権で出そうと自信を持って挑めた」

 谷田「昨年の世界選手権に出た後に4人制から一度離れて、ミックスダブルスで世界で勝つために1年間研究して考えてきた。話しつくせない取組がたくさんあったが、結果を今大会で1つ出せたのはうれしい」

 ――(谷田へ)体はボロボロ?
 谷田「正直ちょっと映像的に見せられないくらいボロボロの部分もある。世界一になるためにはこれ以上のフィジカルが必要と気づかされた。筋トレがもうちょっと必要だなと思った」

 ――男子選手がメダル獲った
 谷田「ほんとに今まで日本の男子カーリング選手は長い歴史の中で世界で勝ちきれない壁に当たっていた。ダブルスですけど壁を1つ破れたのかな。日本の男子カーリングをどんどん盛り上げていきたい」

 ――諦めない試合が続いた
 松村「私が決められない時は谷田選手がいいショットを決めてくれるし、私のショットをスイープで運んでくれたり、支え合って大会に挑めたと思う。自分のメンタル的にも強くなったと思える。銀メダルが獲れてうれしい」

 ▼混合ダブルス ロコ・ソラーレなどの活躍で知られる4人制とは違い、男女1人ずつでペアを組む。4人制では1Eに1人2投ずつ計8投だが、混合ダブルスでは1E5投(1人目が1、5投、2人目が2~4投を担う)。また、4人制では1試合10Eで、混合ダブルスは8Eで行う。混合ダブルスでは最初からハウス内にストーンが配置されており、1試合に1度、後攻の時にハウス内のストーンを左右にずらして配置するパワープレー(PP)が使え、得点のチャンスが広がる。

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