世界215位・望月 格上3連破で4強 錦織以来日本勢2人目の快挙「全く実感がない」

2023年10月21日 04:45

テニス

世界215位・望月 格上3連破で4強 錦織以来日本勢2人目の快挙「全く実感がない」
シングルス準々決勝でプレーする望月 Photo By 共同
 【木下グループ・ジャパン・オープン第5日 ( 2023年10月20日    東京・有明テニスの森公園 )】 シングルス準々決勝で世界ランキング215位の望月慎太郎(20=IMGアカデミー)が世界41位のアレクセイ・ポピリン(24=オーストラリア)に7―5、2―6、7―5で勝利した。日本勢の4強は18年準Vの錦織圭(33=ユニクロ)以来2人目の快挙。準決勝はロシア出身で世界50位のアスラン・カラツェフ(30)と対戦する。車いすの部シングルスは世界1位の小田凱人(17=東海理化)が優勝した。
 21本のサービスエースを浴びながら、望月が耐えた。泥くさくボールに食らいつき、日本勢として18年大会準Vの錦織以来の2人目の4強入り。2時間23分の激戦を制し「とにかく体がきつい。我慢していればチャンスは来ると思っていた」と汗を拭った。12、14年大会を制した錦織以来の優勝まであと2勝に迫ったが「全く実感がない。期待しないでください」と笑った。

 1回戦で世界31位のエチェベリ(アルゼンチン)を破り、ツアー12試合目で初白星。2回戦は世界10位のフリッツ(米国)から大金星を挙げており、3戦連続の番狂わせを演じた。準決勝に向け「また体を削って走りまくらないといけない」と強調。19年11月のプロ転向後は苦しんだが、日本唯一の男子ツアーで覚醒しつつある。

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