鍋谷太一 2差3位発進 今週こそ主役に!先週初Vも中島の賞金王で目立てず

2023年12月01日 04:40

ゴルフ

鍋谷太一 2差3位発進 今週こそ主役に!先週初Vも中島の賞金王で目立てず
15番、笑顔を見せる鍋谷太一(撮影・西尾 大助) Photo By スポニチ
 【男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ第1日 ( 2023年11月30日    東京都 東京よみうりCC=7023ヤード、パー70 )】 今季最終戦が開幕。前週のカシオ・ワールドオープンでツアー初優勝した鍋谷太一(27=国際スポーツ振興協会)が5バーディー、ボギーなしの65で回り、2打差の3位と好スタートを切った。日本人初となる初優勝からの2週連続優勝を狙う。
 初優勝の勢いは最終戦でも続いていた。グリーン傾斜が強い超難関、最終18番で1・2メートルのスライスラインのパーパットを沈めきった鍋谷は澄まし顔でカップからボールを拾い上げた。ただ、内心はドキドキだ。大阪出身の陽気な27歳は「クールに見せてるんです。内心はもう、入った~みたいな感じ」と笑った。パッティングがさえ、初出場ながら3位の好発進だ。

 「思ったより良いスコアで回れてビックリしている。ショットは不安定だったけどパットが本当に良くて。今までで一番少ないパット数だった」

 憧れの先輩、石川遼と初日同組で「僕にとって特別。先週の最終日と同じくらい緊張した」と明かす。それでも3、4番で2・5メートルのチャンスを沈めて勢いに乗った。この日のパット数は自己最少22。グリーンの速さが前週とほぼ同じで「イメージが出た」という。大会初出場だが、10月にプライベートでラウンドした“予行演習”も効いている。大会2勝を誇る石川の68を上回る65で滑り出した。

 プロ12年目で念願のツアー初優勝をつかんだ前週、同時に中島の賞金王初戴冠が決まった。どのメディアも賞金王一色。「親族何人かは怒ってたけど、僕は全然ですよ!」とジョークで笑いを誘い「もっと上目指せって意味に捉えてる。今週優勝して僕(の報道)も大きくなったら良いな」と言った。大会初出場初優勝となれば13人目、初優勝からの2週連続Vとなれば日本人初の快挙だ。「超エリートの大会」と表現した憧れの舞台で今度こそ、主役を張ってみせる。

 ▼9位石川遼 順位的には悪くないと思う。(同組の鍋谷は)かわいらしい後輩。本当に良いメンタルで、明るいし前向き。これから楽しみな選手の一人じゃないかな。(15、19年覇者は68で滑り出し)

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