柔道・阿部兄妹がそろって半年ぶり実戦復帰へ「状態は凄くいい」GS東京大会へ最終調整

2023年12月01日 21:10

柔道

柔道・阿部兄妹がそろって半年ぶり実戦復帰へ「状態は凄くいい」GS東京大会へ最終調整
<柔道GS前日公開練習>練習中に目線を合わせる阿部詩(左)と阿部一二三(撮影・久冨木 修) Photo By スポニチ
 柔道のグランドスラム(GS)東京大会はあす2日、東京体育館で2日間の戦いの火ぶたが切って落とされる。来年のパリ五輪代表に内定している男子66キロ級の阿部一二三、女子52キロ級の詩(ともにパーク24)兄妹は、5月の世界選手権以来の実戦にそろって出場。1日には東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで、最終調整を行った。
 日本国内では昨年4月の選抜体重別以来の実戦となる一二三は、「状態は凄くいいし、体も動いている。自分の柔道をやりたい。あとは(パリ五輪に向けて)海外勢の状態を見たい」と語った。年が明ければ1、2試合をはさんでパリ五輪本番を迎える予定で、今回が国内では五輪前最後の実戦となる公算が高い。「チケットもほぼ売れている。柔道が盛り上がってくれれば」と、自らのパフォーマンスで会場を盛り上げる考えを示した。

 8月に肋(ろく)軟骨を痛め、2週間前にようやく柔道の感覚を取り戻したという詩は、「ちょっとまだ恐怖心がある」と吐露も、「だんだん歯車が合ってきた」と問題なしを強調。今年はプロ野球で阪神、サッカーJリーグで神戸が優勝。神戸市出身の詩も「地元で“おっちゃん、うれしいよ”みたいな声を掛けてもらえるが、おっちゃん側の気持ちが分かった。地元が優勝する感覚(が分かった)」と話し、今度は自分の優勝で地元を盛り上げる考えを示した。

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