【大相撲トーナメント】元幕内・石浦がOB戦出場で約2年ぶりの土俵「すごく良い時間でした」

2024年02月11日 14:59

相撲

【大相撲トーナメント】元幕内・石浦がOB戦出場で約2年ぶりの土俵「すごく良い時間でした」
<日本大相撲トーナメント>OB戦で元千代の国の佐ノ山親方(右)を笑顔で寄り切る元石浦の間垣親方(撮影・村上 大輔)  Photo By スポニチ
 第48回大相撲トーナメントが11日、東京・両国国技館で行われ、特別企画「OB戦」に若手親方が参加して久しぶりの国技館の土俵を盛り上げた。
 最初の取組は佐ノ山親方(元幕内・千代の国)―間垣親方(元幕内・石浦)。現役引退から1年に満たない両者はともに6月に断髪式を控えており、まだまげを結っている現役さながらのスタイルで土俵に上がった。

 この日は呼び上げも場内アナウンスも現役時代のしこ名のまま。観客からも「千代の国~!」「石浦~!」と声援が飛んだ。取組は、千代の国の突っ張りをあてがいながらかいくぐった石浦がもろ差しで寄り切って白星を収めた。

 石浦が土俵に上がるのは、自己最高の西前頭5枚目だった22年春場所以来。「久しぶりで怖かったけど、土俵に上がったら上がったで染みついていたものが出せた。すごく良い時間でした。気持ち良かったです」。首の大ケガで相撲が取れなくなってから約2年、久々の土俵を楽しんだ34歳はすがすがしい表情だった。

 現役時代は体重110キロ台の小兵ながら筋骨隆々の肉体美を誇っていたが、現在は引退相撲の準備などで多忙なため、なかなかトレーニングが積めていないという。「引退相撲までには良い体に仕上げたいですね」。6月1日の引退相撲では、力士「石浦」の最後の勇姿が見られる。

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