【バドミントン】ワタガシペア渡辺勇大「全英もう1回取りたい」スポーツ店で一日店長

2024年02月11日 17:36

バドミントン

　バドミントンの混合ダブルスで東野有紗（27＝BIPROGY）と“ワタガシペア”を組む渡辺勇大（26＝BIPROGY）が11日、東京都立川市のスポーツショップ「ハシルトン立川店」で一日店長を務めた。

　約2時間、立ちっ放しで約100人に対応し、サイン、写真撮影に応じた渡辺は「一日店長は初めて。楽しかった。2時間あっという間。バドミントンが広がり、ファンを増やすためには、こういうイベントがめっちゃ大事」と笑顔を見せた。

　会った途端に泣き出す女性、名古屋から駆けつけた追っかけ、ベトナム人も来店。「五輪頑張って」「金メダルを獲って」と激励の言葉を掛けられ、期待を直に感じ「バドミントンを見ていない人が見るのが五輪だし、いろんな人を巻き込むチャンス。バドミントン、ワタガシ、渡辺勇大というものを広げていきたい」と話した。

　1月はアジアを転戦し、マレーシア・オープンでは優勝を飾った。インド・オープンを終え、1月下旬に帰国後は合宿などをこなし「かなり練習を積めていて、日本にいられるのがリラックスできて良い方向に向いている」と感触はいい。

　ワタガシペアは世界ランク2位でパリ五輪出場権はほぼ手中にある。今後は五輪本番でのシード確保に向け世界ランクを維持することが至上命題となる。

　3月には渡欧し世界ランクのポイントが高い大会に出場する。フランス・オープン（3月5日開幕、パリ）はパリ五輪と同じ会場で開催されるため「レイアウトは変わるかも知れないけど、雰囲気とか、会場の大きさを体感できる」と五輪の予行演習として臨む。

　翌週は、世界で最も権威のある全英オープン（3月12日開幕、バーミンガム）に参戦予定。男子ダブルス、混合ダブルスで合計5回優勝経験のある渡辺は「全英をもう1回取りたい。（フランス・オープンを含め）その2週間が結構大事だと思っている」と力を込めた。