ネブラスカ大・富永啓生「自分たちにはチャンスがある」 会場大興奮のビッグプレーなど23得点!

2024年03月16日 13:07

バスケット

ネブラスカ大・富永啓生「自分たちにはチャンスがある」 会場大興奮のビッグプレーなど23得点!
3Pを決めて両手でポーズするネブラスカ大の富永(ロイター)
 男子バスケットボール全米大学体育協会(NCAA)ディビジョン1・ネブラスカ大に所属する日本代表の富永啓生(23)は現地時間15日(日本時間16日)に行われたビッグテン・カンファレンス・トーナメント準々決勝でインディアナ大と対戦。4本の3ポイント(P)シュートを含む23得点の大活躍。チームは93ー66で勝利してベスト4進出を決めた。
 試合後にインタビューに応じた富永。今季のネブラスカ大は全体成績22勝9敗のカンファレンス3位。ビッグテン・カンファレンス・トーナメントも準々決勝からの出場となった。「僕らは素晴らしいレギュラーシーズンを過ごした」と振り返った上で、「ポストシーズンが始まった。自分たちにはチャンスがある。今年は特別な体育館で試合をする」と意気込んだ。

 この日も前半終了間際には、会場騒然とするステップバックのディープスリーを決め切った。ホイバーグコーチからは「常に打ち続けろ!」と言われていたという。

 実況陣から誰にシュートを教わったのか聞かれると「もちろん、親に言われたんだ。靴を履くこともそうだけど、小さい頃はボールを使ってシュートを打つのが好きだった」と回答した。

 自身の成長についても「ここで3年間プレーした。前回ここに来たときは、ここで英語を話すことさえできなかったんだ。そして今はチームメイトとコミュニケーションが取れるようになった。素晴らしいことだよ」と語った。

 昨年はNBAドラフトのアーリーエントリーを取り下げて、大学でのプレーを選択。そしてW杯では河村勇輝(横浜BC)との“22歳コンビ”で躍動した。48年ぶりとなるパリ五輪出場切符を獲得したカボベルデ戦では3Pシュートを8本中6本を成功させて、個人の3P成功率は75%と驚異の数字を残した。

 この1年間は富永にとって大切な1年だった。「ここで素晴らしいシーズンを送るために、ここに戻ってくるという素晴らしい決断ができたと思う。だから僕は思うんだ。僕は最高の決断をした。まあ、ネブラスカ州リンカーンには、そう思っている人がたくさんいると思うよ」と自身の決断に後悔はなかった。今後のカンファレンストーナメントそしてNCAAトーナメント出場に向けても今後の富永から目が離せない。

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