渡辺雄太 Bリーグは「レベル上がっている。日本にこれだけ良いリーグがあるなら」 帰国決断

2024年04月21日 18:25

バスケット

渡辺雄太 Bリーグは「レベル上がっている。日本にこれだけ良いリーグがあるなら」 帰国決断
渡辺雄太 Photo By スポニチ
 NBAで6季目のシーズンを終えた渡辺雄太(29)が21日、都内で会見を行った。
 20日に自身のSNSでライブ配信し、来季のBリーグ入りを表明。複数の関係者の話を総合すると、既に20近いクラブが獲得に興味を示しており、争奪戦が繰り広げられることは必至となっている。Bリーグ入りを決断した理由を「シンプルにバスケットが大好きだから。試合に出たい」と説明していた。

 会見で、ヨーロッパなど他国リーグではなく、日本での現役続行を決断したことについて「ヨーロッパは今回考えてなくて…(米国生活で)言語の違いとか文化の違いは発見も多かったけれど、すごく苦労もした。もうすぐ30歳で、その時と同じようなことがまたできるかなと。あと、Bリーグはすごい良くなるリーグだと思っていました。毎年日本帰ってきて、いろんな選手と練習したりして、レベルが上がっている。試合を見ても、技術も上がっていて楽しい試合をしていた。日本にこれだけ良いリーグがある。日本人として、日本で育ったので。生まれ育ったところでプレーしたいと思った」と述べた。

 渡辺は今季、2年契約を結んだサンズでシーズンをスタートしたが、出場機会を伸ばせず、今年2月にトレードで18~19年以来となるグリズリーズに復帰。3月1日の試合を最後に手首の負傷で離脱し、終盤は「個人的な理由」でコートに立たず、22試合連続欠場でシーズンを終えていた。ライブ配信で「個人的な理由」について「メンタル的なことでお休みをもらってました」と明かしていた。

 ◇渡辺 雄太(わたなべ・ゆうた)1994年(平6)10月13日生まれ、香川県出身の29歳。香川・尽誠学園高時代に全国選手権で11年から2年連続準優勝。米ジョージ・ワシントン大を経て18年にグリズリーズと契約し、日本人2人目のNBA公式戦出場を果たした。21年東京五輪では日本代表の主将を務めた。妻はフリーアナウンサーの久慈暁子。身長2メートル6、98キロ。ポジションはスモールフォワード。

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