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佐藤大宗 日本初の近代五種メダルへ 家族の現地応援断る「競技に全集中したい」

2024年07月14日 04:35

近代五種

佐藤大宗 日本初の近代五種メダルへ 家族の現地応援断る「競技に全集中したい」
会見後に撮影に応じる内田(左)と佐藤 Photo By スポニチ
 近代五種のパリ五輪代表選手が13日、都内で記者会見に出席した。今大会の同種目は、準決勝と決勝がフランスの誇る世界遺産、ベルサイユ宮殿で行われる。男子で初出場の佐藤大宗(30=自衛隊)は「一生に一度だと思うし、そこで戦えるのは光栄。日本人初のメダル獲得しか頭にないし、死ぬ気で戦うのみ」と自らを奮い立たせた。

 中学、高校と水泳に打ち込み、卒業後に海上自衛隊へと入隊。そこで近代五種の選手としてスカウトされ、競技を始めた。父・勇蔵さん(70)に幼少期から言われてきた「やるんだったら死ぬ気でやれ」という言葉を胸に、昨年5月のW杯では2位に入り、日本勢で初めて個人種目のメダルを獲得。現在、その父が青森県内の病院で入院生活を続けており、パリから雄姿を届けようと決めている。

 「競技に全集中したいので…」と、妻や子供ら家族の現地応援は断り、1人で花の都に乗り込む。同種目における日本勢の最高成績は、リオ五輪の朝長なつ美の12位。覚悟を胸に、新たな歴史を打ち立てる。

 ≪病気乗り越えて復活 内田美咲 結果で「恩返し」≫女子の内田美咲(自衛隊)も初めて臨む五輪へ「メダル獲得を目指す」と決意を示した。東京五輪の出場権を逃してからは顔面神経まひになるなど苦しんだが、22年W杯ファイナルで4位。復活を遂げて夢舞台にたどり着いた26歳は「楽しみながら最高のパフォーマンスを発揮したい。支えてくれた人たちに結果で恩返しをしたい」と意気込んだ。

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