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大ケガ克服の44歳 宮里優作 一気にV圏内6位に浮上

2024年07月14日 04:39

ゴルフ

大ケガ克服の44歳 宮里優作 一気にV圏内6位に浮上
9番でバーディーパットを決め、ガッツポーズする宮里優作。通算11アンダーで6位=ザ・ノースカントリーGC Photo By 共同
 【男子ゴルフツアー 長嶋茂雄招待セガサミー・カップ第3日 ( 2024年7月13日    北海道 ザ・ノースカントリーGC=7178ヤード、パー72 )】 34位で出た宮里優作(44=大和ハウス工業)がこの日ベストの63をマークし通算11アンダーで首位に5打差の6位に順位を上げた。今季開幕前に左膝半月板断裂の大ケガを負ったが、優勝争いに絡む状態まで調子を取り戻した。23年日本プロ優勝の平田憲聖(23=ELECOM)が通算16アンダーで首位、レフティーの細野勇策(21=三共グループ)が2打差の2位で続いている。
 大ケガを克服した44歳が北の大地で輝きを放った。宮里は3番で8メートルのイーグルパットを決めるなど大会自己ベストの63をマークし一気にV圏内に飛び込んできた。「今日はパットが良かったです。(インスタートの)裏街道だったのでスイスイ回れた結果じゃないですか」と笑った。

 1月の合宿中に左膝半月板を断裂した。再生医療を選んだが、痛くて寝返りも打てず、満足に階段も上れなくなった。一時は引退も頭に浮かび、「先行き不透明でお先真っ暗。ずっと家にいて職業が何か分からなくなった」と精神的にも追い込まれた。

 約1カ月半、クラブも振れなかった。「痛みもなく歩けるようになったのは6月になってから」と言う。現在も両膝をサポーターで固め、毎日、電気治療器のケアを欠かせないが、3週前のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品では最終日に63を出すなど復調してきた。

 17年日本シリーズ以来の通算8勝目へ5打差から逆転を狙う。「今日ポンと上位に来られたのでチャンスはチャンスですね」。不屈の男は自分を信じて首位の背中を追いかける。

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