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ウクライナ出身の安青錦が6勝!初土俵から1年で幕下1桁台へ 場所前には憧れの若隆景から直接指導

2024年07月29日 06:32

相撲

ウクライナ出身の安青錦が6勝!初土俵から1年で幕下1桁台へ 場所前には憧れの若隆景から直接指導
6勝目を挙げ天を見上げる安青錦(撮影・長嶋 久樹)  Photo By スポニチ
 【大相撲名古屋場所千秋楽 ( 2024年7月28日    ドルフィンズアリーナ )】 ウクライナ出身の西幕下17枚目・安青錦(20=安治川部屋)が出羽ノ龍(23=出羽海部屋)を破って6勝目を挙げた。
 低い立ち合いから相手の左腕を手繰って崩し、相手の引きに乗じて中に入って前に出て寄り切り。自己最高位を大きく更新して臨んだ今場所を6勝1敗の好成績で終えた。「1番負けているので、勝ち越してうれしいけど7番勝ちたかった」。大勝ちにも満足する様子は見せなかった。

 昨年九州場所の序ノ口デビューから、7勝、7勝、6勝、6勝、6勝でここまでの通算成績は32勝3敗。春場所で新入幕優勝した尊富士(25=伊勢ケ浜部屋)の入門1年目と全く同じペースで番付を駆け上がってきた。それでも「三段目で(7戦全部)勝っていればもっと早くできた。あそこで負けたのも勉強になった」と厳しい自己評価だった。

 名古屋入り前の6月下旬、幕内・若隆景(29=荒汐部屋)が安治川部屋へ3日間出稽古に訪れた。「入門する前からテレビで見ていて憧れだった」という幕内優勝経験者からの直接指導。「一緒に稽古できてうれしい。四股の踏み方も出し投げの打ち方も、全部勉強になった」と貴重な学びとなった。

 初土俵から1年足らずで「お客さんの多いところで相撲取れるのは幸せ。強い人と当たるのは楽しい」と話す期待の大きな19歳。来場所は幕下1桁台、さらに関取昇進圏内の5枚目以内に番付を上げる可能性もある。勝負の場所へ「頭を上げない自分らしい相撲で、一日でも早く関取に上がれるように頑張ります」と意気込みを述べた。

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