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瀬戸大也は7位 2大会ぶりメダルならずも「すっきり」 銀メダルの松下には「よくやった」

2024年07月29日 03:30

競泳

瀬戸大也は7位 2大会ぶりメダルならずも「すっきり」 銀メダルの松下には「よくやった」
決勝へ進んだ瀬戸大也(AP) Photo By AP
 【パリ五輪第3日 競泳 男子400メートル個人メドレー ( 2024年7月28日    ラデファンス・アリーナ )】 競泳男子400メートル個人メドレーで16年リオデジャネイロ五輪銅メダリストの瀬戸大也(30=CHARIS&Co.)は4分11秒73で7位に終わり、2大会ぶりのメダルを逃した。
 瀬戸はバタフライで地元の英雄マルシャン(フランス)に食らいついて2位で折り返すと、その後はマルシャンが独走態勢を築いたものの、2位争いを展開。しかし、最後の自由形で失速した。

 午前中の予選は2組で世界記録保持者レオン・マルシャン(22=フランス)の隣で泳ぎ、全体3位の4分10秒92で通過していた。

 今年3月の代表選考会では200メートル個人メドレーで代表権を獲得した。400メートル個人メドレーは派遣標準記録を切れなかったが、瀬戸はレース直後から「4個メも出たい」と熱望。日本水連から「メダルの可能性が高い」と判断され、追加で出場が認められた。16年リオ五輪で銅を獲得し、世界選手権で3度優勝した思い入れの強い種目。「最高の泳ぎをしてメダルを獲りたい」と意気込んでいた。

 ここ数年で何度も環境を変えた。20年4月に小学5年から指導を受けた梅原コーチとの師弟関係を解消。指導経験のない埼玉栄高時代の同級生をコーチにしたが、関係は2年足らずで終わった。

 22年3月からは16年リオ五輪女子200メートル平泳ぎ金メダルの金藤を育てた東海大の加藤コーチに師事。ハードな練習に耐えたが、昨夏の世界選手権で結果が出ず昨秋からオーストラリアに拠点を移した。「環境が転々として、自信を持って積み上げてきたとは言えないが、今は質の高い練習で追い込めている」。試行錯誤を繰り返した挑戦。まだ200メートル個人メドレーが残っている。

 レース後は「前半から積極的にいけてすっきりしている。正直、あまり悔しさはない。200があるので切り替えたい。(松下には何と声をかけた?)よくやった、と」と語った。

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