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どうした柔道女子…高山もメダル逃し五輪過去最少のピンチ「非常に厳しい状況…」素根が2日ラスト出陣

2024年08月02日 01:35

柔道

どうした柔道女子…高山もメダル逃し五輪過去最少のピンチ「非常に厳しい状況…」素根が2日ラスト出陣
女子柔道日本代表(左から)高山、高市、阿部詩、新添 Photo By スポニチ
 【パリ五輪第7日 柔道 ( 2024年8月1日    シャンドマルス・アリーナ )】 パリ五輪の柔道競技は1日、女子78キロ級と男子100キロ級が行われ、日本の高山莉加(29、三井住友海上)が78キロ級3位決定戦で敗れメダルを逃した。
 女子チームが苦しんでいる。東京五輪で6個、16年リオ五輪でも5個のメダルを獲得した中で、パリでは高山の敗退で6階級を終え48キロ級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)の金メダルと、57キロ級の
舟久保遥香(三井住友海上)が獲得した銅メダルの2個にとどまっている。高山がメダルを逃し、2日に行われる素根輝(パーク24)が78キロ超級でメダルを獲得しても過去最少タイ記録。前日7月31日までに5日連続でメダルを獲得している男子とは対照的な結果となった。

 増地克之監督は、31日に「非常に厳しい状況だと思う。前年の世界選手権では4階級を取ったが、別人のようなチームになっている。もちろんこれは監督である私の責任。流れ的なものは、選手自身はそうではないと思うが、もしかしたらそういう部分があるかも知れない。初日で角田が金メダルを獲って、いい流れかなと思ったが、なかなか海外勢の壁を打ち破れない状況が続いている」と厳しい表情で語った。

 角田の金メダルで始まったが、2日目に連覇を期待された52キロ級の阿部詩(パーク24)がまさかの2回戦敗退。その後も63キロ級の高市未来(コマツ)、70キロ級の新添左季(自衛隊)も敗退した。

 「私自身が凄く弱いんだなって」(阿部詩)、「お前、何やってんだよ…何度挑んでも中々越えられない壁」(高市)、「異様な空気感…頭が真っ白で。誰か(自分を)怒ってください」(新添)。

 悲痛の言葉を残した選手たち。個人戦最終日となる2日の素根が女子チームすべての思いを胸に、過去ワースト阻止へ畳に上がる。

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