ゴルフ銅メダルの松山英樹ってこんな人　「難しいなあ」と感じたラウンドとは…後輩思いの一面も

2024年08月05日 01:00

ゴルフ

【パリ五輪第10日　男子ゴルフ（ 2024年8月4日ゴルフナショナル＝7174ヤード、パー71 ）】最終ラウンドが行われ、通算11アンダーの4位から出た21年マスターズ覇者の松山英樹（32＝LEXUS）は6バーディーノーボギーの65で回り、通算17アンダーで日本男子初の表彰台となる銅メダルを獲得した。スコッティ・シェフラー（28＝米国）が通算19アンダーで優勝し金メダルを獲得。トミー・フリートウッド（33＝イングランド）が通算18アンダーで銀メダルに輝いた。

　【松山英樹ってこんな人】

　☆生まれとサイズ　1992年（平4）2月25日生まれ、愛媛県松山市出身の32歳。1メートル81、89・8キロ。

　☆経歴　4歳でゴルフを始め高知・明徳義塾高で全国優勝。東北福祉大2年だった11年11月に日本ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズでアマチュア優勝。プロ転向した13年に日本ツアー賞金王となり、同年秋から米ツアーに本格参戦した。

　☆主な実績　21年マスターズで日本男子初のメジャー制覇を果たす。今年2月のジェネシス招待を制し、アジア勢単独最多となるツアー通算9勝を挙げた。日本ツアーでは通算8勝。

　☆後輩思い　日本勢がスポット参戦するメジャーなどで、後輩と練習ラウンドを行うことが多々ある。攻め方や注意点を尋ねられ、熱心に伝える場面も。自身の練習のみに集中してもいい立場だが、日本の後輩に世界の舞台で活躍して欲しいとの思いがある。

　☆野球好き　野球好きとして知られる。阪神・中野拓夢内野手が東北福祉大の後輩という縁もあり、阪神とオリックスの昨年の日本シリーズも全て観戦したという。

　☆トランプ氏とラウンド　17年に当時、米国のドナルド・トランプ大統領と安倍晋三首相と霞ヶ関CCでラウンドした。「普通に淡々とゴルフをすればいいのか、トランプさんや安倍さんの近くに行って話しをすればいいのか分からないので。“こういうゴルフって難しいなあ”と思いながらやっていましたね。楽しめたか？いやいや、楽しめたら凄いっす」。

　☆勝負カラー　マスターズ優勝時を含め、最終日には黄色を着用することが多い。母校の東北福祉大ゴルフ部のチームカラー。五輪は日本のユニホームで戦うため、5種類のデザインのうちどれを選んでいるのか注目。