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医務室に搬送された池江の容体を医師が説明「既往症とは直接関係するものではない」

2024年08月05日 06:39

競泳

医務室に搬送された池江の容体を医師が説明「既往症とは直接関係するものではない」
競泳混合400メートルメドレーリレー決勝に自由形で出場した池江(撮影・岡田 丈靖) Photo By スポニチ
 【パリ五輪第10日 競泳 ( 2024年8月4日    ラデファンス・アリーナ )】 今大会の最終レースとなった女子400メートルメドレーリレー決勝で日本(白井、鈴木、平井、池江)のアンカーを務めて5位入賞に貢献した池江璃花子(24=横浜ゴム)がレース後に立ちくらみを訴えて医務室に搬送されたことを受け、競泳日本代表の塚越祐太ドクターが日本水泳連盟を通して「既往症(過去に罹患したが、すでに完治した病気)と直接関係するものではないと考えています」とのコメントを出した。
 今大会の池江は個人1種目、リレー2種目に出場し、計6レースを泳いだ。女子100メートルバタフライは準決勝敗退したが、リレーは2種目ともにアンカーの自由形を務めて決勝進出に貢献。混合400メートルメドレーリレーが8位、女子400メートルメドレーリレーは5位に入った。白血病から復帰し、21年東京五輪に出場。パリ五輪は初出場した16年リオ五輪から3大会連続の出場だった。

 塚越ドクターは「初日から最終日まで連日のレースでたまった疲労が最終レース後にピークとなり、インタビュー中にめまいを感じて座り込んでしまいました。医務室で横になって休んでいるうちに、自分で歩ける程度に回復し、今夜は選手村の自室で休息を取ってもらう予定です」と現状を説明した。

 池江はレース直後には「最後は皆のことを思って全力で泳げた。今の自分の十分な力は出し切った」と納得の表情を浮かべ「本当に楽しかった。最後にこうやって皆で笑顔で終われた。すごく大変な東京(五輪)からの3年間ではありましたけど、こうやって“楽しかった”と思えるのが一番」と自身3度目の五輪を総括。4年後のロス五輪への意欲を新たにしていた。

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