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日本水連のアンテナの低さ 把握したのは開幕直前、現地入り後…競泳、ASの無策さには課題が

2024年08月13日 05:00

五輪

日本水連のアンテナの低さ 把握したのは開幕直前、現地入り後…競泳、ASの無策さには課題が
<パリ五輪 ASチーム・アクロバティックルーティン>演技を終え引き揚げる日本の選手たち(撮影・小海途 良幹) Photo By スポニチ
 【スポーツニッポン担当記者がパリ五輪総括&提言 】 競泳は00年代以降最少の銀1個に沈んだ。水深が国際大会で一般的な3メートルより浅い2メートル20と知ったのは開幕直前。選手村とプールの距離はバスで片道約40分で、冷房の効かない蒸し風呂状態の車体も多かった。負担を考慮し、多くの国が会場近くに拠点のホテルを確保。日本は無策だった。
 ASのチームは新ルール作りを主導した中国、米国、スペインが表彰台を独占した。日本は実施する技と順序を記入した用紙を提出する締め切り時間の変更や、リフトの土台作りの規制に対する解釈の変化を現地入り後に把握。事前に周知されないことが不可解とはいえ、世界水連にパイプがあれば防げた可能性は高い。日本水連のアンテナの低さを露呈した大会だった。 (木本 新也=水泳、バスケットボール、ブレイキンなど担当)

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