女子課題が「不公平」と議論のスポクラ　男子金・英国選手が森秋彩を「レジェンド」と称賛　ネット感涙

2024年08月13日 11:34

スポーツクライミング

女子課題が「不公平」と議論のスポクラ　男子金・英国選手が森秋彩を「レジェンド」と称賛　ネット感涙 — トビー・ロバーツのインスタグラム（toby_climbing）から

　パリ五輪スポーツクライミング男子複合で金メダルを獲得したイギリスのトビー・ロバーツ（19）が、13日までに自身のインスタグラムを更新。女子複合4位の森秋彩（あい、20＝茨城県連盟）との2ショットを公開し、大きな反響を呼んでいる。

　東京五輪で初めて五輪競技となったスポーツクライミング。パリ五輪ではルールが変更され、「ボルダー＆リード（各100点）」と「スピード」の2種目となった。

　男子複合で、トビーは155・2点で金メダルを獲得。日本の安楽宙斗が銀メダルを獲得した。一方、女子複合で世界ランキング3位の森はリードで世界トップを記録するも、前半に行われたボルダー第1課題で、スタート直上のホールドをつかむことができず0点に終わったことが響き、メダルを逃した。

　森の第1課題のセッティングを巡っては、ネット上で大きな議論に。低身長が響いたことから「設定が不公平すぎる」「身長が低すぎて届かない為、競技を開始できない森秋彩選手。何度もトライするが開始することができず第1課題は0点に終わりメダルの夢は消える。第3課題までこなしで総合4位は悔しすぎる。日本選手団として抗議しないと選手が可哀そうだ。国際ルールってなんなんだ？」「スタートホールドの位置で身長による有利不利が出るのは違くないか？」と議論を呼び、海外からも抗議の声が上がった。

　さまざまな意見が上がる中、トビーは森との2ショットを投稿。ストーリーズでは「With　the legend」と森を称えた。

　この写真に、ネットでは「こーゆーの最高のリスペクトだわ」「リスペクトを感じて胸熱」「あのシーンはやるせなかったけど、今後が楽しみ」「これぞ五輪の醍醐味」と称賛する声が多く上がった。