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【競泳】木村敬一 金メダル獲得 5大会連続出場で通算9個目のメダル「燃え尽きるような気持ちで臨んだ」

2024年09月02日 01:30

五輪

【競泳】木村敬一 金メダル獲得 5大会連続出場で通算9個目のメダル「燃え尽きるような気持ちで臨んだ」
男子50メートル自由形(視覚障害S11)で金メダルを獲得した木村敬一=パリ郊外(共同) Photo By 共同
 【パリ・パラリンピック第4日 ( 2024年8月31日 )】 競泳の男子50メートル自由形(視覚障がいS11)で木村敬一(33=東京ガス)が25秒98で金メダルを獲得した。5大会連続の出場で通算9個目のメダル。今大会の日本勢では2個目の金となった。男子100メートル背泳ぎ(運動機能障がいS8)で窪田幸太(24=NTTファイナンス)が銀メダルを獲得した。女子は100メートル背泳ぎ(視覚障がいS12)で辻内彩野(27)が5位、200メートル自由形(知的障がい)で木下あいら(18=ともに三菱商事)が6位だった。
 棒で選手を叩いてゴールを伝えるタッパーが「25秒98、1位です」と金メダルを告げると、木村は右腕を高々と突き上げた。「燃え尽きるような気持ちで臨んだ。全てがうまくいった」。レーンから外れないようコースロープを右側に感じながら泳ぐ。この日は「割と早い段階で見つけられた」ことで集中できた。中盤以降に抜け出し、今年世界トップの記録を持つ中国選手らに競り勝った。

 2歳で全盲となり、小学4年で競技を始めた。昨年2月から女子200メートルバタフライの五輪銅メダリストの星奈津美さんをコーチに招き、きれいなストリームラインを学んだ。日本新記録での栄冠で、1万人超の大観衆が見守った表彰式では喜びをかみしめながら国歌を聴いた。表情は光り輝いていた。

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