×

相撲世界選手権の日本代表選手団が出国「個人も団体も優勝できるように」ポーランドで7日開幕

2024年09月05日 07:33

相撲

相撲世界選手権の日本代表選手団が出国「個人も団体も優勝できるように」ポーランドで7日開幕
世界選手権に出場する相撲の日本代表選手団。前列中央で国旗を持つのは、女子主将の久野愛莉(左)と男子主将の三輪隼斗 Photo By スポニチ
 世界相撲選手権大会に出場する日本代表選手団が4日、22時50分発の航空機で成田空港から出発した。大会は7日~8日、ポーランド・クロトシンで開催される。
 世界選手権は男女5階級ずつ、世界ジュニア選手権(高校生以下)は男女4階級ずつ分かれており、各階級で日本代表切符を勝ち取った精鋭18人が決戦の地へと向かった。日本開催だった昨年の世界選手権では、史上初めて男女それぞれシニアもジュニアも個人も団体も全ての部門でメダルを獲得。今年も、チーム・ジャパンの活躍に期待がかかる。

 シニア男子軽重量級(115キロ未満)には、日体大出身の三輪隼斗(29=ソディック)が出場する。通算7度目となる国際大会の舞台で、団体戦では大将を務める“日本の守護神”。昨年10月のワールドコンバットゲームズでは無差別級で世界一に輝いており「あれは自信になった。団体は無差別なので、そこでも生かせると思う。個人も団体も優勝できるように頑張ります」と意気込みを語った。ポーランドでの試合に臨むのは、2017年のワールドゲームズ以来2度目。「時差を合わせて万全な調整で挑みたい」と、国際大会経験豊富なベテランらしく話した。

 ジュニア男子無差別級には、2年連続高校横綱の西出大毅(和歌山商業高3年)が出場する。昨年の同大会では重量級(100キロ以上)金メダルを獲得しており「海外での試合は初めて。日本代表として頑張ります」と大舞台を心待ちにした。ジュニア男子の団体戦では、第1回大会から昨年まで日本が17連覇と絶対的な強さを誇る。過去には大相撲の現大関・琴桜(26=佐渡ケ嶽部屋)や関脇・貴景勝(28=常盤山部屋)らも出場していた同大会。先鋒として臨む西出は「先輩方がつなげてくれているので、しっかり受け継いでいこうかなと思います」と団体優勝を誓った。

 日本代表監督は、昨年に続いて日大相撲部コーチの石前辰徳氏。ジュニアの代表監督は、今年の全国高校総体団体戦で優勝した和歌山商業高校相撲部監督の門林三千生氏がそれぞれ務める。出場する日本代表選手は、以下の18人。

 ▽シニア男子
軽量級(85キロ未満):和宇慶一騎(31=沖縄県警察)
中量級(100キロ未満):龍山和彦(30=鹿児島・瀬戸内町役場)
軽重量級(115キロ未満):三輪隼斗(29=ソディック)
重量級(115キロ以上):竹内宏晟(25=三重・志摩市役所)
無差別級:池田俊(22=ソディック)

 ▽シニア男子団体戦
先鋒 竹内宏晟
中堅 池田俊
大将 三輪隼斗

 ▽シニア女子
軽量級(65キロ未満):山下寧々(静岡・焼津中央高3年)
中量級(73キロ未満):長谷川理央(慶大3年)
軽重量級(80キロ未満):石井さくら(立教大1年)
重量級(80キロ以上):大蔵紫音(日大4年)
無差別級:久野愛莉(25=立飛プロパティマネジメント)

 ▽シニア女子団体戦
先鋒 大蔵紫音
中堅 久野愛莉
大将 石井さくら

 ▽ジュニア男子
軽量級(80キロ未満):田島徳文(岐阜農林高3年)
中量級(100キロ未満):三橋条ノ真(鳥取城北高3年)
重量級(100キロ以上):麻田遥人(和歌山・箕島高2年)
無差別級:西出大毅(和歌山商業高3年)

 ▽ジュニア男子団体戦
先鋒 西出大毅
中堅 麻田遥人
大将 三橋条ノ真

 ▽ジュニア女子
軽量級(60キロ未満):津谷奏夏(秋田・大館鳳鳴高3年)
中量級(75キロ未満):岸本はな(静岡・飛龍高2年)
重量級(75キロ以上):阿部なな(石川・金沢学院大附属高1年)
無差別級:後藤なぎさ(鳥取城北高2年)

 ▽ジュニア女子団体戦
先鋒 阿部なな
中堅 後藤なぎさ
大将 岸本はな

おすすめテーマ

スポーツの2024年09月05日のニュース

特集

スポーツのランキング

【楽天】オススメアイテム