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新入幕・阿武剋まげ姿で初稽古「初日にお披露目ですね」ちょんまげ旋風期待の声も意識せず平常心貫く

2024年09月05日 16:24

相撲

新入幕・阿武剋まげ姿で初稽古「初日にお披露目ですね」ちょんまげ旋風期待の声も意識せず平常心貫く
初めてまげを結って稽古に臨む新入幕の阿武剋(撮影・前川 晋作) Photo By スポニチ
 大相撲秋場所(8日初日、東京・両国国技館)で新入幕を果たした阿武剋(24=阿武松部屋)が5日、千葉県習志野市の阿武松部屋で稽古を行った。
 申し合い稽古では、幕下の勇磨、土佐緑、秋良、三段目の荒雄山の4人を相手に連続で14番。前ミツを引いての攻めやもろ差し速攻、突き放しなど幅広い取り口を試した。今月3日と4日は大嶽部屋へ出稽古。幕内・王鵬(24)や兄弟子の十両・阿武咲(28)と稽古を重ねたという。

 この日、ちょんまげを結って初めて稽古に臨んだ。幕下15枚目格付け出しで昨年九州場所初土俵を踏んでから10カ月。出世の速さに髪の伸びが追いつかず前日の稽古まではざんばら髪だったが、ようやく結えるようになった。「常に引っ張られているような感じでちょっと痛い」とまだ慣れていないようだったが「(髪が)前に垂れてこないので良い感じ。(秋場所)初日にお披露目ですね」と笑顔を見せた。

 今年の春場所では尊富士が、夏場所では大の里がそれぞれ大銀杏の結えないちょんまげ姿で幕内優勝を果たして「ちょんまげ旋風」が話題となった。アマチュア時代の実績や新入幕までの出世スピードでは、その2人にも見劣りしない元学生横綱の阿武剋。快進撃が期待される中で「自分はやるべきことをやるだけ。うまいこと行けば結果は付いてくる」と特に意識しない様子だったが「2桁(勝利)目指して頑張ります」と明確な目標も掲げた。

 8月中は、夏巡業の全日程に初参加。幕内上位陣とも稽古を積んできた。「早いですね。巡業が長かったので、名古屋場所が先週終わったぐらいの感覚」と充実の日々を振り返った。新入幕場所で気を付けることは、平常心の保ち方。「特別な日は作らず、朝起きる時間から一日の流れをできるだけ同じように過ごす。やることは一緒ですから。うまいこと行けば結果は付いてくる」と15日間闘い抜くことを誓った。

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