松井秀が手術を回避 8月の復帰目指す

2008年07月22日 09:44

野球

 左ひざ痛で故障者リスト入りしている米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は21日、ニューヨークで球団首脳、医師と話し合い、手術の一時回避を決めた。治療を続けながら8月の復帰を目指す。
 松井秀は6月22日のレッズ戦を最後にプレーしていない。7月3日に消炎剤の注射を受け、8日に打撃練習を再開したが、患部の腫れで14日から再び練習を休んでいる。近く2度目の注射を受け、休養を挟み再度リハビリテーションを始める。
 松井秀は「プレーしたいという気持ちだけ。残り(試合)も少なくなってきましたけど、その中で少しでも力になりたい」と話した。
 ブライアン・キャッシュマン・ゼネラルマネジャー(GM)は、手術回避が松井秀の意思と説明。シーズン後に手術が必要な状況は変わらないとの考えを示した。

 ≪シーズンをあきらめず≫あらゆる情報が手術の必要性を示している。それでも「2008年シーズン」をあきらめられなかった。ヤンキースの松井秀が医師の手術の勧めにあらがい、復帰を目指して左ひざのリハビリテーションを続ける。
 「治療を頑張ってみて、チャンスにかけたい」という松井秀の思いは強かった。手術を前提に今後を考えていたというキャッシュマン・ゼネラルマネジャー(GM)は話し合いを終え「可能性は低くとも、トライする価値はある」と本人の復帰への思いを後押しする。
 今回、左ひざにたまった関節液を抜く「水抜き」は計4度を数える。3日には「最後の手段。それが駄目なら手術でしょう」という消炎剤の注射も受けたが、13日の練習後に腫れが出た。それでもあきらめられず、近く2度目の注射を受ける。
 22日からのリハビリテーションの過程で、痛みや腫れに悩まされるようなら、今度こそシーズンは終わる。「無理なときは無理と言う。そのときは手術の可能性ももちろん出てくると思います」。今季中に背番号55をファンに見せることができるか。慎重に歩を進める。(共同)

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