記念球は闘病中のオーナーへ ハメルズ「ボールは努力の結晶」

2014年09月02日 15:51

野球

記念球は闘病中のオーナーへ ハメルズ「ボールは努力の結晶」
フィリーズのコール・ハメルズ投手 (AP)
ナ・リーグ フィリーズ7―0ブレーブス
(9月1日 アトランタ )
 フィリーズは1日にアトランタで行われたブレーブス戦で4投手によるノーヒットノーランを達成したが、先発したハメルズはこの試合のウィニングボールをあごの骨のがんで闘病中の球団オーナー、デビッド・モンゴメリー氏(68)に手渡すと試合後に語った。

 5月に右のあごにできた腫瘍の摘出手術を受けたモンゴメリー氏は現在、チームを離れて療養中の身。97年からフィリーズの共同オーナーとなった同氏に選手たちはみな尊敬の念を抱いている。

 「このウィニングボールはとても特別なものだから…モンゴメリー氏に受け取ってもらいたいと思っている」。ハメルズはそう感慨深げに語ると「彼は球団においてとても重要な人物。現在チームは地区最下位と苦しんでいるが、こういう形で療養中の彼とそのご家族を励ますことができるのは素晴らしいと思う。このボールはチームの努力の結晶だ」とモンゴメリー氏の快気を願った。

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