栗山監督「彼の季節」 佑ちゃん背水先発へ 早実と同じ8日楽天戦
2015年08月04日 09:25
野球
プロ5年目の今季、開幕ローテーション入りこそ果たしたものの、2度の先発で結果を残せず、早々と2軍に降格した。その後は中継ぎ転向を命じられて6月に1軍再昇格したが、5試合で結果を残せず、7月上旬に再び2軍に降格した。
2軍では再び先発に戻り、中継ぎを経験したことで手応えをつかんだ。斎藤は「中継ぎではフォークでカウントを取ることをやってきた。そこで余裕が出てくると、他の球も投げられる。(投球の)幅が広がった感じがする」と言う。これまでのようにスライダーに頼ってかわすスタイルから脱却し、ストライク先行で大胆に攻めることができるようになった。先発した2日のイースタン・リーグ、ヤクルト戦(戸田)では5回3安打無失点と好投し、再昇格を猛アピール。上沢、浦野らの若手が結果を残せず、さらに7月末から6連戦が5週連続続く過密日程も重なって巡ってきたチャンス。運も重なった。
不思議な導きもある。母校・早実が甲子園出場を決め、斎藤は「高校野球100年の節目の大会では、早実の歴史を背負って戦うことにも注目されると思いますが、自分たちの持つ力を出し切ることに集中してほしいです」とエールを送っていたが、くしくも今治西との甲子園初戦が、自身の先発復帰戦と同じ8日に決まった。後輩たちにとっては5年ぶりの大舞台だが、先輩の斎藤にとっても今後のプロ野球人生を左右する大一番である。右肩を痛めた13年は未勝利。昨季もわずか2勝に終わり、期待を裏切り続けた。輝きを取り戻すためには勝つしかない。(柳原 直之)
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