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大谷 近日中にブルペン投球再開 「Zoom」フル活用 “リモートリハビリ”順調

2020年04月09日 05:30

野球

大谷 近日中にブルペン投球再開 「Zoom」フル活用 “リモートリハビリ”順調
エンゼルス・大谷 Photo By スポニチ
 エンゼルスの大谷翔平投手(25)が近日中にブルペン投球を再開する。ミッキー・キャロウェー投手コーチ(44)が7日(日本時間8日)、電話会見で明かした。フロリダ在住の同コーチはテレビ会議システムを利用し、ミーティングを実施。世界的なコロナ禍で開幕の見通しが立たない中でも、大谷は二刀流復活へ着々と準備を整える。
 キャロウェー投手コーチの言葉は、電話越しでも熱を帯びていた。米メディアから「再会を待ちわびている投手は?」と質問されると「翔平の復帰を本当に楽しみにしている。今、彼は180フィート(約55メートル)以上の距離を投げている」と語った。

 同コーチはフロリダ州内の自宅でテレビ会議システム「Zoom」をフル活用。リハビリ組としてエンゼルスタジアムで練習する大谷、右腕キャニング、各地で自主トレを行う投手陣やスタッフと週1回のペースでミーティングを行って情報交換するとともに、練習の映像も随時チェックしているという。

 キャロウェー投手コーチはインディアンスの同職時代にクルバー、メッツの監督時代にデグロムと、いずれもサイ・ヤング賞に2度輝いた投手のブレークを支えた。その名伯楽にも、大谷のポテンシャルは特別に映る。キャンプ中にブルペンに6度入るなど、順調に調整してきた右腕について「60フィート(約18メートル)の距離でも強めに投げている。ブルペンにも間もなく入る」と、本格投球再開の見通しを示し「状態は良い。投げる球も素晴らしい」と褒めちぎった。

 新たな開幕日が決まり、キャンプを再開した際には大谷ら投手陣は肩肘の再チェックを受ける予定。ここ数年、チームを悩ませてきた故障の防止にも気を配り、来るべきシーズンに備える。(柳原 直之)

 ▽Zoom(ズーム) オンライン上でビデオ会議を行うことができる通信アプリ。インターネット環境がある場所であれば、パソコンやスマートフォンなどの端末を選ばずに使用でき、遠方にいても会議の参加や見学が可能になる。

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