阪神・青柳 チーム3連敗中も「とにかく自分のピッチングを」 23日・ヤクルト戦で今季初先発

2020年06月23日 05:30

野球

阪神・青柳 チーム3連敗中も「とにかく自分のピッチングを」 23日・ヤクルト戦で今季初先発
阪神の青柳 Photo By スポニチ
 阪神は、23日から開幕2カード目として敵地でヤクルト3連戦に臨む。先陣を託された青柳晃洋投手(26)は22日、神宮球場の室内練習場でキャッチボールなどを行って最終調整を完了。3連敗中のチーム状況を過剰に意識することなく、自然体の投球に徹することを誓った。
 周囲が察する重圧には強く首を振った。青柳は自身の“開幕”へ意識を集中させ、最大限の力を発揮することに専念する構えだ。

 「(チームが)3連敗中ということは気にせずに、自分にとっては開幕戦ですし、昨年のオフからやってきたことを信じて自分のピッチングをするだけだと思っています」

 球団を通じた取材で、開幕4戦目で巡ってきた今季初先発のマウンドに対する緊張感を漂わせた。チームは開幕カードで巨人に悪夢の3連敗。流れを変えるべく、その肩にかかる期待は大きいものの、過度な気負いはせず等身大の投球を心がける。2カード目の初戦で舞台が、狭い神宮球場でも信念はブレることはなかった。

 「カード頭、神宮だからと言ってピッチングを変えることはないです。打たせて取ることが自分のスタイルなので、ストライク先行を意識して、とにかく自分のピッチングをするだけです」
 繰り返した「自分のピッチング」を遂行する準備は整った。春季キャンプから苦手の左打者対策として取り組んできたカットボール、シンカーの精度は実戦登板を重ね向上。ヤクルトには昨季、12打数5安打3本塁打と打ち込まれた村上がいるが、3月22日の練習試合ではシンカーを駆使して2打数無安打に封じた。「武器になったとは思っていません。配球の中での1球種なので、捕手と配球を考えて、トータルで抑えていきたい」。油断もなければ、もちろん、恐怖心もない。

 大学の同期で仲の良い塩見も中軸に座る。「塩見は素晴らしい選手ですし、大学の同期でもあるので初戦で対戦できるのはすごく楽しみですし、打ち取りたいと思います」。自然とモチベーションは高まっていく。

 昨年は9勝をマークし、規定投球回にも到達した。進化を求められる2020年。春から流した汗の真価が問われる。(遠藤 礼)

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