阪神・球児 351試合登板の甲子園には数々のドラマ 兄とバッテリー、涙のお立ち台、通算100セーブ…

2020年09月02日 05:30

野球

阪神・球児 351試合登板の甲子園には数々のドラマ 兄とバッテリー、涙のお立ち台、通算100セーブ…
1997年8月15日、夏の高校野球で平安に敗れ、甲子園を去る高知商・藤川球児
 今季限りで現役を引退する阪神の藤川球児投手(40)が1日、兵庫県西宮市内で引退会見を行った。会見の中では、甲子園のマウンドについて、「球児って名前で育ったので、非常におこがましい話になりますけど、自分にとっては母親みたいな存在じゃないですか」と言及。藤川球児と甲子園球場について、数々のドラマを振り返ってみた。
 【藤川球児と甲子園球場のドラマ】
 ★通算成績 351試合で34勝18敗114セーブ71ホールド、防御率2.06

 ★甲子園初登板 高知商2年の97年、夏の大会に出場。兄の順一氏とバッテリーを組み1回戦の旭川大高戦に2番手で6回無失点。

 ★プロでの甲子園初登板 2年目の00年に1軍デビュー。登板4試合目の4月11日巨人戦、6回から2番手で登場。打者5人に2安打2四球。プロ初暴投も出て1死のみの3失点。

 ★プロ初セーブ 05年9月9日の広島戦。疲れの残る守護神・久保田に代わって8回2死からの4人を完全で記録。「最後まで行くことは知らなかったけど、いつも通り投げただけです」

 ★シーズン登板のプロ野球新記録 05年9月29日巨人戦。7回に大量のフラッシュの中、79試合目の登板でプロ野球新記録(当時、同年80試合登板)。同日チームは2年ぶりのリーグ優勝。

 ★連続イニング無失点 06年7月12日の広島戦で47回2/3とし、62年小山正明の47回を上回る球団新記録。プロ野球歴代7位に。

 ★涙のヒーローインタビュー 06年8月27日巨人戦。寝違えのための戦線離脱から18日ぶり登板。8回からの2イニングを5三振で連敗も5でストップ。お立ち台で「これだけ頑張っているチームへの周りの反応がつらすぎる。ファンの方にも分かってほしい」と涙の訴え。

 ★通算100セーブ 08年9月25日の横浜戦で達成。85年山本和行以来チーム2人目。「今のタイガースは強いんで、誰でもできる」

 ★日本復帰後初セーブ 16年5月18日の中日戦。13球すべて直球で1341日ぶりのセーブ。守護神・マテオが体調不良、金本監督「球児の経験にかけた」

 ★オールスター 9年12試合の出場のうち、甲子園では05年7月23日の第2戦と19年7月13日第2戦の2度登板。通算2イニングを無安打無失点。

おすすめテーマ

2020年09月02日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム