阪神・岩貞 「球児さんと一緒にブルペンの時間を」 開幕前にもらった助言が財産

2020年09月02日 05:30

野球

阪神・岩貞 「球児さんと一緒にブルペンの時間を」 開幕前にもらった助言が財産
<神・ヤ(13)> 8回に登板した岩貞(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2-1ヤクルト ( 2020年9月1日    甲子園 )】 偉大な先輩のカムバックを信じ腕を振り続ける。阪神・岩貞の投球からは、そんな信念が伝わってきた。
 「遥人が良いゲームを作って、自分もその波に乗った」

 同点の8回、高橋からバトンを託された。下位から上位につながる打順を9球で3者凡退。前カードの広島3連戦では全てに登板して2戦連続勝利。8月26日中日戦から5戦連続零封と快投を続ける。「登板が増えて疲れも出るころだけど、サダがラッキーボーイ的な存在になって流れが来る抑え方をしてくれてる」と矢野監督の評価も急上昇中だ。

 登板前から闘志に火は付いていた。今季限りでの引退を表明した藤川からチームメートに対し、試合前に激励の言葉を送られた。「球児さんは自分の引退よりも、チームの現状、戦い方っていうのを熱く語っていた。そっち(引退)を見るんじゃなくて前だけを向いて戦うところ」と気は引き締まった。

 開幕前には投球フォーム修正の助言をもらうなど、1年目から事あるごとに助言を授かってきた。配置転換となった中継ぎで“財産”を生かしている。「中継ぎになったからには球児さんと一緒にブルペンの時間を過ごしたいし、たくさん学びたいこともある。戻ってくるまでにもっと良い位置に」。成長した姿で“再会”する。(遠藤 礼)

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