イチロー氏 智弁和歌山で指導者デビュー 走塁の技術指導など金言ばかり 「動きはシンプルな方がいい」

2020年12月04日 16:25

野球

イチロー氏 智弁和歌山で指導者デビュー 走塁の技術指導など金言ばかり 「動きはシンプルな方がいい」
<イチロー氏智弁和歌山指導>智弁和歌山の選手に走塁技術の指導をするイチローさん(代表撮影) Photo By 代表撮影
 昨年3月に現役を引退したイチロー氏(47=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が4日、甲子園で春1度、夏2度の優勝を誇る高校野球の強豪校・智弁和歌山で、選手指導を行った。指導は2日から始まり、3日目となったこの日で今回の指導は終了。今後については現状未定だ。
 最終日となったこの日、イチロー氏の「2日間、気を張っていたと思うけど、リラックスしてやりましょう」との声掛けで、練習がスタート。ウオーミングアップを学生と一緒にこなし、談笑する姿もあった。

 走塁の技術指導も行った。一塁ベース付近で、スタートの切り方や帰塁の方法などを伝授。「なるべく動きはシンプルな方がいい。やらないといけないことが増えると野球は難しくなる」と伝えた。

 アマチュア指導者としてのデビューとなった。今回は3日間の臨時指導で、この日で指導は終了。学生野球の指導には、原則としてプロ球団を退団する必要があるが、イチロー氏の野球界への功績の大きさや、アマ選手の獲得に携わる立場でないことを踏まえ、日本学生野球協会は特例を容認した。マリナーズでの活動がないオフシーズンに限り、高校生や大学生への指導が可能となっていた。 

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