03年夏のウイニングボール託され…常総学院・松林野球部長、木内監督にセンバツ勝利届ける!

2020年12月04日 05:30

野球

03年夏のウイニングボール託され…常総学院・松林野球部長、木内監督にセンバツ勝利届ける!
木内氏の思い出を涙ながらに語る03年全国優勝時の主将、常総学院の松林康徳野球部長(撮影・篠原岳夫) Photo By スポニチ
 肺がんのため11月24日に死去した元常総学院監督の木内幸男氏(享年89)の葬儀・告別式が3日、茨城県取手市の「やすらぎ苑」で営まれた。取手二、常総学院の監督として春夏通算3度甲子園で優勝した名将。参列した約300人が天国へ旅立った故人に別れを告げ、17年前の思い出のボールが当時主将だった常総学院・松林康徳野球部長(35)へ託されることになった。
 ダルビッシュを擁する東北(宮城)を決勝で下して日本一になった03年の夏。「最後の1個くらい取っとくっぺか」。そう言って松林主将から受け取ったウイニングボールは、木内氏の遺体が取手市の自宅に戻ってから枕元に置かれていた。そのボールについて木内氏の一人娘・岡田京子さんは「松林君に戻してあげたい」と説明。17年という時を経て、松林部長は後日再び思い出のボールを手にする予定だ。

 「入学前、僕に“常総に来たら3年間球拾いで終わるぞ”と言いながら主将にまでしてくれ、いい経験をさせてもらった。感謝しかありません」。涙ながらにそう話した松林部長。出場を確実にしている来年センバツで恩返しの勝利を誓った。(秋村 誠人)

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