球界最年長投手の中日・山井 減額制限超え40%減でサイン 球団に求めたのは「チーム愛」

2020年12月04日 12:50

野球

球界最年長投手の中日・山井 減額制限超え40%減でサイン 球団に求めたのは「チーム愛」
<中日契約更改>大幅ダウンで契約更改を終え、チームへの思いを語る山井(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 チーム愛のために球界最年長投手がもの申した!中日・山井大介投手(42)が4日、ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、減額制限(1億円以下は25%)を上回る40%ダウンとなる1860万円減の年俸2790万円(金額は全て推定)でサインした。
 19年目の今季は救援で6試合に登板も防御率9.00。「4、5点差開いたところでしか投げられなかった。それでも結果を残して信頼を残さないといけないが、それもできなかった。悔しい思いしかなかった」と今季を振り返った。

 自身より若い吉見が引退した中で、現役を続行した理由を「やはり野球がしたいから」ときっぱり。そして「今年の成績で契約してくれたことに感謝。本当に悔しいシーズンで終わってしまった」と感謝の言葉を続けた。

 その上で、球団との1時間近くの交渉では加藤宏幸球団代表に「ドラゴンズにもう少し愛情あるチームづくりをしてくださいと話をした」と意見。

 今季は木下拓、福谷、福と3人の保留者が出ているが「契約更改が毎年、物語っているが、保留者も出ているし、満足していない人もいっぱいおるんじゃないかということ。頑張った人間は上げてほしい。やってない人間が下がるのは当たり前。新人選手が下がったりだとか、限度額超えてしまったりが、今年に限らず、ここ数年多い。もう少しドラゴンズにいてよかったなという契約をしてください、と言った」と近年の契約更改を踏まえ、選手への労いや理解を求めた。

 その根底にあるのが強い「ドラゴンズ愛」だ。「ドラゴンズで優勝したい気持ちが強くならないと、優勝には向かっていかない」と選手が同じ方向を見るためにチーム愛を高めることが重要と訴えた。

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