×

森繁和氏 開幕4連勝の巨人・高橋はスクリューが独特な軌道 左腕でも対右打者に効果大

2021年04月22日 22:55

野球

森繁和氏 開幕4連勝の巨人・高橋はスクリューが独特な軌道 左腕でも対右打者に効果大
<巨・神(6)>スクリューボールを投げる高橋(撮影・森沢裕) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   巨人8―3阪神 ( 2021年4月22日    東京ドーム )】 巨人・高橋の生命線は右打者の外角へのスクリューボール。これが効いた。初回1死二、三塁で大山を空振り三振。そのスクリューで主砲から2三振を奪った。第1戦で計5本塁打を放った阪神の3~5番の主軸は全て右打者で、8日の前回対戦でも3人を計8打数無安打に抑えた。この日もマルテにこそ2安打されたが大山、サンズを無安打に封じて好調な打線を分断した。
 いわゆるサークルチェンジではなく、ボールを中指と薬指の間から抜くように投げる。高橋のスクリューは独特な変化をする。右打者の外角に逃げながら落ちるのだ。打者は視界から消えるのではないか。その外角球があるから、内角も直球で厳しく突ける。左右の揺さぶりが効果的で、試合前まで左腕ながら対右打者の打率は・077だった。

 課題は同・243の対左打者。この日も近本に二塁打2本を打たれ、佐藤輝も1安打1四球。引きつけて逆方向に打たれるのが目立つ。直球の切れももうひとつだったが、それでも6回3失点は原監督も言っていたように、成長した部分だと思う。どこまで白星を積み重ねるか、楽しみだ。

おすすめテーマ

野球の2021年04月22日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム