新井貴浩氏 阪神・梅野は詰まることを嫌がらない むしろ、詰まってもいいというくらいの感覚では

2021年05月15日 05:45

野球

新井貴浩氏 阪神・梅野は詰まることを嫌がらない むしろ、詰まってもいいというくらいの感覚では
<巨・神>4回2死一、三塁、梅野は中前い勝ち越しの適時打を放つ(撮影・大森 寛明) Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   阪神2-1巨人 ( 2021年5月14日    東京D )】 【新井貴浩 視点】4回の梅野は追い込まれて6球目で初めて来た内角球をいい反応で打った。近年は好機での勝負強さが光る。得点圏では、どういう考え方で臨めば走者を還す確率が上がるのか。本人の中でつかんだものがあると思う。
 走者のいる場面では逆方向を意識し、打つポイントを近くする。追い込まれれば、さらに近づける。詰まることを嫌がらない。むしろ“詰まってもいい”というくらいの感覚では。

 バッテリーとしては打者が内角を意識してくれればベース板を広く使える。基本的に詰まることを嫌がる習性があるからだ。“詰まってもいい”と考えられると、バッテリーは難しくなる。特に捕手は間近で反応を見ている。守る側としては好機では迎えたくない打者だ。

 今回の3連戦を終えれば、交流戦が終わるまで対戦がない。前半戦の大きなポイントになると見ていた。巨人はエース、主将、抑えが不在で引き離されたくないところ。逆に阪神はできる限り差を広げたい。まず初戦を取ったのは大きい。(スポニチ本紙評論家)

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