オリックス ルーキー+Vメンバーで戦力底上げへ 中嶋監督「レギュラーが高い壁に。新人も入ってきて」

2021年12月12日 05:30

野球

オリックス ルーキー+Vメンバーで戦力底上げへ 中嶋監督「レギュラーが高い壁に。新人も入ってきて」
<オリックス新入団選手発表>新入団選手発表会見で名前入りタオルを手に記念写真に納まる(前列左から)渡部遼人、野口智哉、椋木蓮、福永奨(後列左二人目から)大里昂生、園部佳太、山中尭之、池田陵真、横山楓、小木田敦也(撮影・後藤 正志) Photo By スポニチ
 オリックスは11日、大阪市内のホテルで今秋ドラフト会議で指名した10選手(育成を含む)の入団を発表した。うち9選手が大学・社会人・独立リーグ出身。各ポジションで優勝メンバーとの“マッチアップ”が見込まれ、リーグ連覇へ戦力の底上げが期待される。
 100勝100セーブを目標にするドラフト1位・椋木は最速154キロの真っすぐに相当な自信を持つ。「先発なら10勝、リリーフなら50試合登板。抑えもやりたい」。山本、宮城に続く先発陣か、平野佳を押しのけての抑えか。前日は大阪の街に繰り出して本場の“なんでやねん”を耳にし、「普通に話していて楽しかった。たこ焼きの食べ比べも、いつかしたい」と早くも関西での新生活をイメージした。

 2位・野口は2歳下の紅林との遊撃勝負から逃げるつもりはない。「ショートで勝負したい。紅林選手の方がグラブさばきはうまいけど、肩の強さは負けていない。(打撃の)ミートする力も自分の方があると思う。負けるつもりはない」。まつげが長く、目が茶色いイケメンは女性人気も出そうだ。

 3位・福永は正妻の座を狙って若月や伏見の胸を借り、4位・渡部は同じ左打ちの俊足外野手として福田に挑戦。妻子を持つ6位・横山、7位・小木田も社会人出身で1年目から勝負の覚悟だ。中嶋監督は「(今季の)レギュラーが高い壁になっていると思う。新人のみなさんもそこに入ってきてください」と熱いメッセージを送り、1年後に誰が胴上げしてくれるのか…と思い描いていた。(畑野 理之)

 《池田が存在感「筋肉見て」》唯一の高校生指名だった5位・池田がスピーチでは最も目立った。「自慢でもある筋肉を見てほしい」。マイクを握って、筋肉を連発する姿に中嶋監督もクスッ。特に肩周りが自慢で、ベンチプレス125キロ、背筋の強さを示すデッドリフト240キロは歴代の大阪桐蔭でも最高値だという。「体が大きいわけではないので、力をつけて対抗したい」。吉田正が師事するハンマー投げの日本記録保持者でアテネ五輪金メダリストの室伏広治氏への“弟子入り”希望も明かした。

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