ソフトBドラ1球打 夢はでっかく「王会長に負けず歴史に名を残せる投手に」背番号「1」初披露

2021年12月12日 05:30

野球

ソフトBドラ1球打 夢はでっかく「王会長に負けず歴史に名を残せる投手に」背番号「1」初披露
背番号1のユニホーム姿をお披露目するソフトバンク・風間(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 ソフトバンクは11日、ペイペイドームでの「ファンフェスティバル2021」で育成を含む19選手の新入団発表を行った。ドラフト1位で指名されたノースアジア大明桜の風間球打(きゅうた)投手(18)は背番号「1」を初披露。巨人で「1」を永久欠番にした王貞治球団会長(81)に負けない活躍を誓い、自己紹介では一発ギャグでアピールする強心臓ぶりも発揮した。
 期待の大きさが表れた背番号1。初めて袖を通した風間は「実感が凄く湧いてきた。早くこのユニホームで投げたい」と目を輝かせた。迎えた新入団発表での自己紹介。「チームの柱になれるように頑張っていきます。ファンの皆さんには“どんだけ~”でよろしくお願いします」とタレントのIKKOのものまねをポーズ付きで披露する“笑撃”デビューを飾った。

 強心臓のルーキーが目指すは背番号1の大先輩、王貞治球団会長のように球史に名を刻む活躍だ。この日、ウエルカムパーティーで初対面した風間は「王会長には負けずに、歴史に名を残せる投手になれれば」と意気込みを語った。現役時代に巨人で868本塁打を放ち、背番号1は永久欠番となった。「世界の王」に匹敵するインパクトを残すと志は高い。

 王会長は「1を付けることは期待されているということ。悔いのないように思い切ってやってほしい」とエールを送った。近年は秋山、柴原、内川らチームの主力選手がつけてきた背番号1だが、王会長は「誰2世ということはない。その人1世なんだ」と“風間1世”として独自の色を出してほしいと期待を込めた。

 風間はドラフト当日に300勝を目標として掲げた。自信あふれる言葉の裏にあるのが有言実行の力。「155キロと壁に書いたら今の球速になった。そういうことも大事」。高校1年時に寮の壁に直接書き込み、世代最速157キロにまで球速を伸ばした。風間は「200勝は他の選手も目指している数字。それ以上のことをやらないと、それなりの選手になってしまう」と枠に収まらない活躍を思い描いている。

 度胸満点でスケールもでっかい。鷹の背番号1の新しいストーリーが始まった。(福井 亮太)

おすすめテーマ

2021年12月12日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム