開幕濃厚な阪神・青柳 4日は「本番」と「実験」を使い分け スライダーとツーシームを部分解禁して確認

2022年03月04日 05:30

野球

開幕濃厚な阪神・青柳 4日は「本番」と「実験」を使い分け スライダーとツーシームを部分解禁して確認
<阪神練習>ウォーミングアップをしながら岩貞(右)と談笑する青柳(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 阪神・青柳が“完全体”へスイッチを入れた。4日の楽天戦での先発登板を前に、2月の実戦では封印してきた勝負球のスライダーとツーシームの部分解禁を予告した。
 「キャッチャーとの問題になってくる。誠志郎(坂本)、梅野さんと組むとなれば、使い道は分かっているボールなので、(スライダー&ツーシーム)なしで最初の2イニングやってみて、最後はフルでやってみたり…とか伝えていきたい」

 当日にバッテリーを組む捕手の意向も確認しながら、予定する4イニングを「本番」と「実験」モードに使い分ける考えだ。

 前回2月26日の中日戦(北谷)も含め直近2試合では、矢野監督を通じて元中日の山本昌氏から握りを教わったシンカーの制球に苦戦。もちろん焦りはなく、「今のところ技術不足。試合でどう使えるか試してみたい」と少なくないミッションを課して今回もマウンドに上がる。

 15年ドラフト5位で入団して7年目の春。大役を務める3・25が近づいてきた。4日は開幕日をちょうど3週間後に控えた登板であることからも、球団生え抜きでは97年の川尻哲郎(94年ドラフト4位)を更新するドラフト最低指名順位で開幕投手を務めることが既に濃厚だ。監督からの通達はまだでも、本番までに残る試運転は3度。「まずは球数だったり、イニングをしっかり投げられるというところが一番」。逆算での総仕上げをにらんだ。(遠藤 礼)

 【データ】15年ドラフト5位指名の青柳が開幕投手を務めれば、阪神生え抜き開幕投手の指名順位では97年開幕投手の川尻哲郎の4位(94年ドラフト)を更新する下位指名からの起用になる。移籍組の阪神開幕投手で5位以下の指名は江本孟紀(70年東映ドラフト外)、小林繁(71年巨人6位)、星野伸之(83年阪急5位)がいる。

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