4回零封!期待度MAX オリの高卒5年目・東です、「成長している」中嶋監督のお墨付きいただきました

2022年03月10日 05:30

野球

4回零封!期待度MAX オリの高卒5年目・東です、「成長している」中嶋監督のお墨付きいただきました
<中・オ>力投するオリックス先発の東(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 【オープン戦   オリックス2ー0中日 ( 2022年3月9日    ナゴヤ )】 オリックスの背番号128、東晃平。竜の中心選手たちはおそらく見たことがなく名前くらいしか知らなかっただろう。4回を4安打無失点。無四球。公式戦もオープン戦も登板がなく鮮烈な“1軍デビュー”となった。
 「8割くらいの力で力まず、ゆるまず…。チャンスを頂いているので、結果と内容を示したかったです」

 2回1死の鵜飼への初球がこの日の最速148キロ。4回1死の高橋周の空振り三振が133キロチェンジアップで、2死からの鵜飼の空振り三振は133キロスライダー。110キロ前後のカーブもある。

 17年育成ドラフト2位で入団。2年目の19年にウエスタン・リーグ19試合で5勝7敗、防御率3・84。96イニングを投げたが、同年から2軍の指揮を執ったのが中嶋監督だった。

 「ずっと見てきた投手で本当に成長している。1軍相手でも自分の投球ができていた。今後?競争相手はいっぱい、いますから」

 3シーズンが終わった20年オフに自由契約→再契約。21年オフも自由契約→再契約。育成選手との契約期限は最大3年で、その後は1年更新だが、2度も再契約を結び直した理由は、かねて大化けを予感している指揮官の意向に他ならない。

 昨年、東京五輪ブレーク中の7月31日にエキシビションマッチの巨人戦にも2番手で登板し4回を3安打2失点。25年ぶりリーグ優勝の“補強候補”としてテストされている。

 「今年こそ支配下契約へという気持ちはあります」。開幕まで2週間と迫るこの時期の先発テストが意味するものは…。連覇へ挑む22年の秘密兵器と呼ぶにはまだ早いが、その可能性を示した力強い48球だった。(畑野 理之)

 ◇東 晃平(あずま・こうへい)1999年(平11)12月14日生まれ、兵庫県出身の22歳。神戸弘陵では甲子園出場なし。17年育成ドラフト2位でオリックス入団。昨季はウエスタン・リーグでチーム最多の5勝。2軍通算43試合で10勝18敗1セーブ、防御率4.17。1メートル78、83キロ。右投げ右打ち。

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