日本ハム・ドラ6長谷川威 またもアピール!7イニング連続零封「左の中継ぎ枠」宮西&堀に挑戦状

2022年03月14日 05:30

野球

日本ハム・ドラ6長谷川威 またもアピール!7イニング連続零封「左の中継ぎ枠」宮西&堀に挑戦状
<広・日>日本ハム2番手で登板した長谷川威(撮影・村上 大輔) Photo By スポニチ
 【オープン戦   日本ハム0―3広島 ( 2022年3月13日    マツダ )】 日本ハムのドラフト6位・長谷川威展投手点(22=金沢学院大)が13日、広島とのオープン戦に6回から2番手で登板し、2回を1安打無失点に抑えた。キャンプ中の紅白戦から実戦で5試合7イニング連続無失点。ともに最優秀中継ぎタイトル経験を持つ左の中継ぎ、宮西と堀の職場に割り込もうと、またも強烈にアピールした。
 6回、長谷川威はバッテリー交代で捕手の清水と一緒にグラウンドに出た。いつも「僕が結構緊張している時に“顔色悪いぞ”とイジってくる」という先輩。しかし、この日はそんな軽口で緊張をほぐす必要もなかったはずだ。ルーキー左腕は落ち着いて、しっかりと前が見えていた。

 「(先発で5回無失点の)立野さんが凄いいいテンポでつないでくださった。そのテンポに乗れるように気持ちの準備をして、ストライク先行でいけた」

 オープン戦4試合目で初めて2イニングを投げ、危なげなく抑えた。唯一の安打は6回2人目の長野に許した投手内野安打。バットの先に引っ掛かった当たり損ねの打球は高く弾み、急いで捕って一塁に投げたが間に合わなかった。打たせた球は「ツーシーム」だという。

 「右打者の外にはツーシームだったり、ナチュラルに沈んでいく球もある。打者からしたら、厄介だと思います」。その球で、7回は3人の右打者を次々に抑えた。これまで左打者に対するスライダーが脚光を浴びていたが、打者の左右を問わない戦力であることをアピールした。

 同じタイプの宮西の映像を参考にしながら大学4年間で投球フォームを固め、プロへの扉を開いた。「宮西さん、堀さんを追い越す気持ちでいかないと1軍では投げていけない。(2人は)上の存在ではありますが、負けないぞという気持ちでやっていきたい」。開幕守護神を勝ち取ろうとしているドラフト8位・北山(京産大)とともに、大卒新人リリーバーは勢いがいい。(和田 裕司)

 ◇長谷川 威展(はせがわ・たけひろ)1999年(平11)8月9日生まれ、さいたま市出身の22歳。和光シニアでプレーした中学時代は上手投げの投手。花咲徳栄では当初野手で2年冬に投手転向。優勝した3年夏の甲子園はベンチ入りできなかった。日本ハム・野村は1学年後輩。金沢学院大では北陸大学リーグで3年秋に敢闘賞、4年秋に特別賞。1メートル78、81キロ。左投げ左打ち。

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