菊池雄星がブルージェイズに移籍の裏側 “希少な左の剛腕左腕”好条件は代理人の読み通り

2022年03月14日 02:30

野球

菊池雄星がブルージェイズに移籍の裏側 “希少な左の剛腕左腕”好条件は代理人の読み通り
ブルージェイズと合意した菊池(AP) Photo By AP
 昨年11月、菊池とマ軍は双方保有する契約延長オプションをともに破棄した。マ軍が4年総額6600万ドル(約77億2200万円)を行使するとは誰も思っていなかったが、年俸1300万ドルの単年契約を自ら捨てた菊池の選択は、周囲には意外な一手にも映った。
 その1カ月前、代理人を務めるスコット・ボラス氏とドジャースタジアムで話す機会があった。「左の先発で97マイル(約156キロ)をコンスタントに投げる投手がどれだけいるか」と指摘。「年俸1300万ドルで残るか、決めるのは雄星だが、FAになればもっと良い契約が待っている」と読みを明かしていた。まさに有言実行、今回の契約を勝ち取った。

 今回の3年契約は、1年目が1600万ドル(約18億7200万円)で、2、3年目は1000万ドル(約11億7000万円)という変則型。チームにはゲレロらまだ年俸が低く、数年後に膨らむであろう若手が多い。シーズンごとの総年俸を抑えるための策で、そこからもチームの将来が有望なことがうかがえる。(奥田秀樹通信員)

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