阪神・中野 実戦復帰3戦目で初フル出場 教育リーグで軽快守備「9回守るしんどさに慣れていかないと」

2022年03月14日 05:30

野球

阪神・中野 実戦復帰3戦目で初フル出場 教育リーグで軽快守備「9回守るしんどさに慣れていかないと」
<教育リーグ 神・中>9回1死、石岡のライナーをジャンピングキャッチする中野(撮影・北條 貴史) Photo By スポニチ
 【オープン戦   阪神0ー11中日 ( 2022年3月13日    鳴尾浜 )】 下肢のコンディション不良から復活を目指す阪神・中野が教育リーグ・中日戦に「2番・遊撃」で出場し、実戦復帰後3試合目で初のフル出場を果たした。
 「今までずっと試合にも出ていなかったですし、9回守るしんどさは去年感じていた。慣れていかないと、1年間フルで戦えないので、非常にいい経験はできたんじゃないかなと思います」

 軽快さが売りの守備では、9回に石岡の三遊間へ抜けそうなライナーを飛びついて好捕するなど、7度あった打球処理の機会をそつなくこなした。「試合でしか感じられない打球の速さであったり、難しい打球だったり、そういうのはしっかり感じることができた」。打撃面も結果こそ4打数無安打に終わったが、「少しずつボールの見え方もよくなってきていますし、もっと打席に立って、駆け引きの部分をやっていけたら」と前向き。開幕遊撃へ向け、ステップアップした。

 当初は15、16日の博多遠征での1軍復帰も検討されたが、井上ヘッドコーチは「2試合だけだったら、向こう(鳴尾浜)でアマチュアと3試合(15日からプロアマ交流戦3連戦)あるから、そこでもっと試合に出させた方がいいかな」と引き続き2軍で実戦機会を積ませる方針を示した。昨季の盗塁王は「試合に出ないと感覚は戻らない。しっかり戻していきながら、いい状態で呼んでもらえるように」と前を向いた。(阪井 日向)

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