静岡東が5大会ぶり8度目の県大会切符! 躍動エース増井颯「涙が出そうになりました」

2022年04月02日 16:37

野球

静岡東が5大会ぶり8度目の県大会切符! 躍動エース増井颯「涙が出そうになりました」
<静岡東・島田商>ピンチをしのぎ、雄叫び交じりに笑顔でベンチに戻る静岡東の増井 Photo By スポニチ
 【第69回春季高校野球静岡県大会各地区予選 ( 2022年4月2日 )】 第69回春季高校野球静岡県大会各地区予選が2日に行われ、24校が県大会(23日開幕)に名乗りを挙げた。中部では静岡東が島田商を2―1で下し、5大会ぶり8度目の県大会出場を決めた。
 優勝したかのような喜びようだった。背番号8のエース右腕・増井颯(2年)が躍動。最後の打者を右飛に打ち取るとネット裏に背中を向けたままガッツポーズし、駆け寄ってきた仲間らと抱擁を交わした。

 「“早く終わってくれ”と思って投げていました。(県切符を獲得し)涙が出そうになりました」

 初回に4番・奥柿遼大中堅手(3年)の先制右越え三塁打など2点をプレゼントされると、マウンド上で気持ち良く投げることができた。ブルペンの好調ぶりがそのまま初回の入りにも表れ「行けるぞ」と気合が入った。角度のある直球とスライダーを軸に「アウトコースにしっかり制球できて良かったです」と笑みを浮かべた。

 昨秋はメンタルの強さを買われ、後半からの登板がほとんど。ピンチは慣れたものだ。この日も中盤以降は毎回のように得点圏に走者を背負う苦しい投球も、ホームを踏ませたのは中犠飛による7回の1点だけと粘投が光った。プロ野球・DeNAの大ファンで「開幕3連敗のあとの4連勝(1日時点)はうれしい」と刺激になっていた。

 大好きな守護神・山崎康晃(29)になったつもりでチームを大舞台に導いた右腕は「県大会では背番号1を付けたい。少しでも多く勝って夏のシードを獲りたい」と目を輝かせた。
(小澤 秀人)

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