ソフトバンク、マー君から4発快勝 先制弾の柳田「うまく打つことができて良かった」

2022年06月18日 04:52

野球

ソフトバンク、マー君から4発快勝 先制弾の柳田「うまく打つことができて良かった」
<ソ・楽>初回2死、右越え本塁打を放った柳田(撮影・中村 達也) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク9ー4楽天 ( 2022年6月17日    ペイペイD )】 プロ野球は17日、リーグ戦が再開した。ソフトバンクは楽天に5本塁打の猛爆で9―4で快勝した。相手先発の田中将だけで初回の柳田悠岐外野手(33)の先制弾から始まり、ジュリスベル・グラシアル内野手(36)の2打席連続ソロ、牧原大成内野手(29)の3ランと、4本塁打を浴びせた。首位攻防第1Rを制し、楽天とのゲーム差を0・5に縮めた。千賀滉大投手(29)は6回4失点と苦しみながらも打線の援護で5勝目を挙げた。
 今季初の1試合5本塁打。放ったのはヤングマンたちではないが7―4の7回1死二塁、中村晃が右翼スタンドに4月27日の西武戦以来のダメ押し2号2ラン。素晴らしい“YMGA弾”の完成だ。

 昨季5月29日の巨人戦以来の1試合5発は、13年8月10日の試合(Kスタ宮城)に並ぶ楽天戦球団最多記録にもなった。藤本監督は興奮気味に会見した。5発中の4発が“マー撃ち”。再開前の時点でリーグ5位の35本塁打だった打線が、田中将に挑むリーグ再開初戦に「スモールベースボール、頑張りますわ」と試合前に言っていた。試合後は「(スモールと)言い続けた方が、いいかも分からん」と、験を担ぎ「スモールベースボール」を使う方向に転換した。

 まず柳田主将。初回2死で田中将のスプリットの変化後を右手のリストだけで右翼テラス席に運ぶ19試合ぶりの8号先制ソロ。「何とか先制点を、という思いでうまく打つことができて良かった」。“鷹のキングジョーカー”こと牧原大が続いた。

 1―3の3回1死一、二塁でスライダーを右中間スタンドに突き刺す逆転4号3ラン。「自分もキューバ人になった気持ちで打席に入って芯で打って全力で走りました。バーイ(by)ジョーカー」とご機嫌。キューバの大砲、グラシアルが呼応した。カットボールを右翼スタンドに放り込む3号ソロ。さらに5―3の5回1死でも右翼テラス席に2打席連発となる4号ソロ。「高い集中力で仕留めることができた。2打席連続でいい形で打つことができた。もっと、もっと頑張っていくよ」。田中将にNPBチームとして初の4本塁打を浴びせて5回で降板させた。

 楽天戦の連敗を4で止め、連敗も3でストップ。9試合ぶりの2桁安打となる5発13安打で首位楽天に0・5ゲーム差に迫った。6月は拙攻で苦しんできただけに藤本監督も「打つとベンチのムードが凄く良くなる。今日みたいな試合をやってくれたらありがたい」。ドッカン、ドッカンと流れを一発で変える花火をまた望んでいた。 (井上 満夫)

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