ティモンディ「球宴応援記」高岸、朗希の直球勝負が夢与えた 前田、松川の肝の据わり18歳と思えない

2022年07月28日 05:45

野球

ティモンディ「球宴応援記」高岸、朗希の直球勝負が夢与えた 前田、松川の肝の据わり18歳と思えない
ティモンディの前田裕太(左)と高岸宏行 Photo By 提供写真
 【マイナビオールスターゲーム2022第2戦   全パ2-1全セ ( 2022年7月27日    松山 )】 球宴第2戦が行われた愛媛県の強豪・済美の野球部出身で、えひめ愛・野球博の応援団長も務めているお笑いコンビ「ティモンディ」が、「観戦記」とは一味違う、全ての野球ファンと選手に向けた「応援記」をスポニチ本紙に寄せた。
 前田 10年ぶりの坊っちゃんスタジアムでのオールスター。興奮したね~。ロッテの佐々木朗希投手は復帰登板で球宴日本人最速の162キロ。16球連続の直球勝負にも、それを打ち返すセ・リーグの強打者にも、しびれました。しかも、僕らには思い出深い球場だからね。

 高岸 その通り!済美で3年夏の決勝で宇和島東に2―3でサヨナラ負け。ずっと使っていたあの球場、あのマウンドで。でも佐々木投手は躍動感が段違いでした。初回から汗を流すぐらい十分に仕上がっていて。そして直球勝負という男気が凄い。球速の記録は狙っていたんじゃないでしょうか。見ているファンに夢を与えてくれる投球だったし、その姿勢が何よりも素晴らしいです。

 前田 僕は佐々木投手も凄いけど、それ以上に受ける松川捕手に凄みを感じた。まだ18歳という若さであれだけ肝が据わって、あれだけ真っすぐを要求していくという。

 高岸 岩崎投手のためてから投球しようとするフォームとか。皆さん日頃の鍛錬が凄いからこそできるファンへの喜ばせ方。そのプロセスに興奮してしまいます。

 前田 伊藤投手の超スローボールもね。結果だけじゃなく、見に来て良かったと思わせる取り組みは超一流ならではだし、勉強になったよね。MVPの柳田選手が「清宮君のバットを借りました」と明かす。それだけでファンは「そうらしいよ」と話題にしてくれる。そういう楽しませ方を教わった。今度「実は(サンドウィッチマンの)伊達さんのジャケット借りてまして~」とやってみようかな、ではないけど。高岸は独立リーグの栃木に入団したばかりだけど、そういう意味でも新たな刺激を受けた?

 高岸 もちろん。僕なんか比較できるほどの野球選手ではないですが。10月に30歳になるけど、遅すぎることはない、挑戦することは素晴らしい、と伝えられたらと思います。(芸能活動との二刀流で)軸足は全部です。得意球はエール球(だま)。これで押せる投手になりたい。みんなも、やればできる!

 ◇前田 裕太(まえだ・ゆうた)1992年(平4)8月25日生まれ、神奈川県出身の29歳。済美時代は投手、野手で活躍。3年では一塁コーチ。筋力測定で全国1位を記録したことも。運動能力の高さで知られる。1メートル75。80キロ。血液型B。

 ◇高岸 宏行(たかぎし・ひろゆき)1992年(平4)10月8日生まれ、愛媛県出身の29歳。済美、東洋大で投手として活躍。大学3年時に故障し、お笑い芸人への転身を決断。15年に「ティモンディ」を結成した。1メートル88、90キロ。血液型A。

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