【甲子園】初戦敗退の昨夏王者・智弁和歌山 中谷監督は「継投ミス」と悔やむ「100パーセント私の責任」

2022年08月13日 17:09

野球

【甲子園】初戦敗退の昨夏王者・智弁和歌山 中谷監督は「継投ミス」と悔やむ「100パーセント私の責任」
<国学院栃木・智弁和歌山>敗れあいさつに向かう智弁和歌山ナイン (撮影・亀井 直樹) Photo By スポニチ
 【第104回全国高校野球選手権大会・2回戦   智弁和歌山3―5国学院栃木 ( 2022年8月13日    甲子園 )】 昨夏王者で5大会連続26回目出場の智弁和歌山(和歌山)が37年ぶり2回目出場の国学院栃木と対戦。3-5で敗れ、3大会連続初戦突破はならなかった。
 出場49校の最後に登場。打線は0-2で迎えた2回、1死一、三塁から8番・中塚の右前適時打と9番・山田のスクイズで同点とした。6回には1死二、三塁に中塚のニゴロで勝ち越し。再び逆転を許した8回には2死から敵失と連続四球で満塁の好機を迎えたが、山田が左飛に倒れて同点とすることはできなかった。

 投げてはプロ注目の先発右腕・武元が6回につかまった。初回2死から連打と四球で満塁とすると、6番・長田に左前適時打を許して2点を失った。味方が逆転に成功した6回には先頭安打から4番・平井に三塁線を破る適時二塁打を浴び同点。なおも一、三塁には長田に左越え適時二塁打と勝ち越しを許し降板、5回1/3を投げて9安打4失点。2番手右腕・塩路は8回先頭の平井に左越え本塁打を浴び、2回2/3を2安打1失点だった。

 夏の連覇となれば、04、05年の駒大苫小牧(南北海道)以来、7校目だったが、叶わなかった。

 49代表制となった78年以降、代表校中最後の登場となる“しんがり”校は通算11勝32敗1分けと苦戦している。

 中谷監督は「継投ミス、チーム状態を上げられなかった私のミス、100パーセント私の責任」と言い切った。6回に武元が相手打線につかまった継投に関しては「6回から塩路を考えていたんだけれども、後手に回ってしまった」と肩を落とした。

 国学院栃木は4投手を投入してきたが、継投については「想定はしていたんだけれども、想定していた中で対応しきれなかった。徹底できなかった」と悔しそう。「私生活のところから連覇を目指してやってきた。ただ、連覇を背負わせてしまったと思う。ただ選手たちはよく頑張ってくれた。彼らと戦うことが出来て幸せでした」と締めくくった。

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