野村謙二郎氏 気になった8回の併殺…二塁に走者残れば状況違ったかも 改めてチームプレー徹底すべき

2022年08月15日 04:45

野球

野村謙二郎氏 気になった8回の併殺…二塁に走者残れば状況違ったかも 改めてチームプレー徹底すべき
野村謙二郎氏 Photo By スポニチ
 【セ・リーグ   広島2―3巨人 ( 2022年8月14日    東京D )】 【野村謙二郎 視点】2位以下が大混戦で残り試合も減ってきた。一戦一戦が緊迫する中、攻める側は一つ先の塁へどう進むか、守る側はどう防ぐか。単に投手対打者だけでなく、そういうレベルの戦いになってきた。この試合を通しては一、三塁の形をなかなかつくれなかった。
 気になったのは8回の攻撃だ。1死一塁で一塁走者は西川、打者は坂倉。フルカウントから7球目の遊ゴロで併殺を取られた。ファウルになった直前の6球目に比べてスタートが遅く見えた。作戦が違っていたのなら申し訳ないが、もし二塁に走者が生き残っていれば状況は違ったかもしれない。

 左腕クロールとは2日前に初対戦したばかり。まだけん制の特徴をつかめず、慎重になったかもしれない。二塁封殺は間一髪のタイミング。セーフになっていれば、打者も助ける。それがチームプレーだ。従来以上に集中力を高めないといけない時期。できることをコツコツとやり通したチームに“ご褒美”があると思う。(スポニチ本紙評論家)

おすすめテーマ

2022年08月15日のニュース

特集

野球のランキング

【楽天】オススメアイテム