進撃のソフトB「筑後トリオ」野村大だ!谷川原だ!増田V撃だ お見事“天敵”伊藤攻略

2022年08月27日 04:45

野球

進撃のソフトB「筑後トリオ」野村大だ!谷川原だ!増田V撃だ お見事“天敵”伊藤攻略
<日・ソ>ガッツポーズで写真に納まる増田(撮影・高橋茂夫) Photo By スポニチ
 【パ・リーグ   ソフトバンク10-0日本ハム ( 2022年8月26日    札幌D )】 ソフトバンクは26日、日本ハムに10―0で完勝した。増田珠内野手(23)が2回のチャンスにプロ初決勝打となる左翼線先制2点打を決めた。野村大樹内野手(21)も5回に適時二塁打。谷川原健太捕手(25)も2回のV打をお膳立てする中前打で勝利に貢献した。23日の楽天戦からスタメン出場を続ける“筑後トリオ”が、今季4敗を喫していた相手先発、伊藤を攻略。2位の西武も勝ったが0・5ゲーム差で首位を堅持した。
 進撃の「筑後トリオ」が難敵を粉砕した。チームは相手先発・伊藤に今季6度の対戦で1勝4敗、防御率1・95と封じられてきたが、2回に牙をむいた。

 先頭・野村大が死球、谷川原が中前打で1死一、二塁とお膳立て。初対戦の増田が内角ツーシームに「絶対打ってやろうと。体が反応した」と先制の2点適時二塁打。左翼を守る横浜高校の先輩・近藤に強烈な打球をみせつけた。

 これがプロ初の決勝打となり、お立ち台へ。「めちゃくちゃ緊張しました。長い間、2軍でやっていたので早くこの舞台に立ちたいと思って、諦めず頑張ってきて良かった。笑顔がトレードマークなのでみんなに覚えてもらいたいです」と笑顔が輝いた。

 柳田ら主力野手7人が新型コロナ陽性となり巡ってきたチャンス。23日の楽天戦から4試合連続でスタメンで毎試合安打。打点は3戦連続中。4試合で14打数6安打、5打点、打率・426。「コロナ組が帰ってきたら落とされると思うので、一日、一日が勝負だし、筑後で一緒にやってきたメンバーに負けないように」と食らい付いている。

 長谷川打撃コーチの存在が大きい。19年、現役だった長谷川コーチとは、筑後の球団施設でロッカーが近かった。ともに9人組ガールズユニット「NiziU」のファンで、遠征ごとに食事する仲になった。もちろん、打撃職人の理論を必死にメモした。今季初の1軍昇格となった7月16日には試合前日に電話があった。わずか45秒。同コーチからは「スタメンあるぞ。頑張れよ」と激励された。翌日のロッテ戦ではプロ初安打となる初本塁打を決めた。

 ライバルたちも黙っていない。5―0の5回1死二塁からは野村大が右越え適時二塁打。「役割を果たすことができて良かった」。23日の楽天戦から4試合で打率・368。仙台で2度のヒーローとなった谷川原は同打率・412。3人とも4戦連続安打と勢いが止まらない。

 北海道で4月以来の勝利に藤本監督は「筑後トリオで伊藤をやっつけてくれた。増田のタイムリーが凄く大きかった」と絶賛。2位・西武とのゲーム差は0・5のままだが首位はガッチリ。北の大地でも若タカが打ちまくる。(福井 亮太)

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